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エピローグ
事件から数日経った日のことだ。
理子、優真、美鈴。
三人揃っての葬儀が、慎ましやかにあげられた。
参列した人々は口々に言う。
理子は、とても幸せそうに笑っていたと…。
そんな理子の心情を物語っているかのような、雲一つない晴天だった。
三人の、それぞれの両親はこう語る。
きっと理子と美鈴は、向こうでも喧嘩しているだろう。
優真は、間に挟まれて困った様に笑って…それでも、仲良くやっているだろう。…と。
…ねえ。ゆうくん。みーちゃん。
一緒だよ。
これで、三人。
ずっと、一緒。
だから…
…ワタシノコト、赦シテネ…
最後まで読んでいただきありがとうございます。
誰も救われない作品で、申し訳ないです。
初投稿がこれでいいのかと、これを恋愛物と言い張ってよいものかと思いましたが、これでいいことにします(笑)
最後に理子、優真、美鈴に付き合っていただきありがとうございました。