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悪役令嬢は断罪後、物語の外で微笑む【完結】  作者: あめとおと


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1/7

最後に笑う悪役令嬢

 私、エレノア・ヴァレンシュタインは、いわゆる“悪役令嬢”だ。

 王太子の婚約者として傲慢に振る舞い、平民出身のヒロインをいびり、そして――断罪される運命。


 舞踏会の夜、すべては予定通りに進んだ。

 王太子は震える声で婚約破棄を宣言し、ヒロインは涙を浮かべ、貴族たちは私を糾弾する。


 ……ああ、やっぱり来た。


「異議はありませんわ」


 会場がざわつく。私は微笑んだまま、一歩前に出た。


「ただし、財産没収と国外追放は、三年前に締結されたこの契約に反します」


 取り出した書類に、父と国王の署名。

 王太子の顔が青ざめる。知らないはずだ。私が“悪役”を演じながら、裏で何を積み上げてきたかなど。


 私はヒロインに目を向け、優雅に頭を下げた。


「あなたは善良な主人公。どうぞ、この国で幸せになって」


 そしてくるりと踵を返す。


 国外追放? 結構。

 私には隣国で立ち上げた商会と、自由と、未来がある。


 物語の最後、断罪台で泣くのは悪役令嬢だって?

 いいえ。


 最後に笑うのは――筋書きを知っていた私ですわ。



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