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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

自己肯定感の育て方

作者: 樋口諭吉

『子育て』などの場面で頭を悩ませる人が多いと思われる、自己肯定感の育て方について考えてみようと思います。


 今回は訳あって、単発のエッセイで書きます。


 一般に、自己肯定感を育てるといった文脈では、褒めることが推奨されますよね?


 グ○グルで『自己肯定感を育てるには』と検索をかけるとまっさきに、『重要な鍵となるのは「ほめる」こと。』といった文言が出てきます。


 なので、前提として、褒めることで自己肯定感が育つものとしましょう。


 まず、『漫然とあらゆる場面で褒める』という手法を検討してみます。


「〇〇できて、えらいね」などなど、とにかくあらゆるシーンでいい部分を積極的に見つけて褒めまくってみる状況を想像しましょう。


「自分はあらゆる物事に才能を持つ」という思い込みと現実との間で苦しむ子ができそうですね。


 たまにそういう育成法が書かれたエッセイを目にしますが、ぼくはやめたほうが良いように思います。


 より親しみやすい例を持ち出すなら、いつも褒めてくれない人、常に満点ポイントをいれてくれない人はすべてブロックする、みたいな人物像ですかね。それはちょっと不健全なんじゃないかなぁって。


 次に、『状況を限定して褒める』という手法を検討してみましょう。


 例えば、『テストで90点以上だったら褒めるとか、あるいは、偏差値60以上だったら褒める』なんていうのはいかがでしょう?


 生徒の能力によって効果が変わってきそうですね。


 偏差値40の子は達成の目処が立たずに絶望するかもしれませんし、偏差値70の子にその褒め方をしたら「馬鹿にしてるのか?」と思われるかもしれません。


 常時100点の子だと、褒める効果そのものが失われそうです。


 いずれにしても、あんまり上手くいかなそうなので、少し前提に手を入れてみます。


 現状の問題点は、『自己肯定感が他人の評価に依存しているため』に生じています。


 だったら、自分自身で自分を高評価したらどうでしょうか?


 例えば、今現在偏差値55の子が、目標を偏差値60と定め、努力し偏差値70を達成する。


 その場合、誰に褒められずとも、『ぼくは目標を上回ってやったぞ!』と自己肯定感が高まりそうですよね?


 つまり、『自己肯定感』は、他人に依存することのない『達成感』で十分に高められるのです。


 あわせ技で、『まずは目標を設定し、それを上回る成果を『達成』したときに親などが褒める』というふうにすると、より効果的に自己肯定感が高められるように思います。


 例えば、『今日は、時間内に問題集を3ページ解き理解すると』決めて、『4ページ以上解き理解したときに褒める』などとすると、いいんじゃないでしょうか?


 今回はそんなお話。


 20万字近く書いている、『ゆるーいエッセイ』の方もよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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― 新着の感想 ―
[一言] >まずは目標を設定し、それを上回る成果を『達成』したときに親などが褒める もう一声!ここで褒めちゃダメです、それでは他者肯定のままです。 自分がどう思ったかを確認させてください。 嬉しいと…
[良い点]  何でも褒めるという風潮に疑問を覚えていた者としては、よくぞ言ってくださったという思いです。  私は、褒めることは大切ですが、ただ褒めれば良いというものではないと思っています。  幼児の…
[一言] 自己肯定感、ですか。ううーん。自分で自分の事分かっていれば、他人から酷いレッテル貼られたところで勝手に回復できるというのが、私の中の答えなのです。誰かに褒められてどうにか、とか特に思わないで…
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