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この世界の歴史は、俺が守る!!  作者: 鮎の塩焼き
彼の幼少期
9/13

私ね歯が。歯が少し生えてきたのだよ!

主人公に移ります

蒸し暑さに目を覚ました。時計をこの世界にきてから一度も見ておらず時間なんてものはあまり意識したことがない。ここにきて何日たったかも早いうちに数えるのを辞めたので今が何日目で何時何分なのかも知らない。まあ時間は大人が気にするものであって赤ん坊は気にするべきではないだろうし、のびのびとしていればそれでいいのだろう。だが最近はこういう蒸し暑い日が多いから夏なのだろうか。ちょっと窓側は光の入りがひどいから移動してほしいのだが。

それは置いといて。

さてさて早速だが、けもみメイドさんを召喚するためお粗末をしましょう。

これが私の朝のルーティン


お粗末をすると数十秒後にけもみみメイドさんが現れおむつを交換してもらった。

そしてしばらくすると朝ごはんが運ばれる。毎日毎日朝昼晩おかゆ。もともとおかゆはあまり好きではなかったのだが食べさせられるうちに慣れてしまった。今の感じだと大きくなってもおかゆを食べさせられるのではないかと恐怖している。が最近では果物ジュースもつけられそれも楽しみにしている。オレンジやイチゴ、リンゴなど馴染みのある味。ほんとうにオレンジかどうかは知らない。だがしかしこれはただのジュースではなく少し果肉が残っているという高級?なものだと思う。まぁうまいからね。高かろうが安かろうがどっちでもいいんだけど。

それよりも!それよりもだ。

けもみみメイドさん!私ね歯が。歯が少し生えてきたのだよ!なんかへんな違和感あるなって思ったら歯よ!歯!俺って成長してるよー

「あ!あ!」と口を開け、けもみみメイドさんに歯を見せる。

耳をぴくぴくさせたけもみみメイドさんはスプーンを取って口の中におかゆをぶち込む。違うそうじゃない。歯を!歯を見てくれ!口を開け自分の歯を触る。

するとけもみみメイドさんは「イー」と自分の歯を見せつけてきた。犬歯が鋭くやはり犬のような要素が多い。だが歯を見せてくるということは、

えっ。知ってたの?けもみみメイドさん知ってたの?歯のこと。そんな馬鹿な。いつ知られた?いつなんだ・・・

自分の発見がすでに過去の人物によって研究されていたような感覚だ。こういうのは本当に萎えるなー。

チューチューとジュースを飲み、すねたような態度をとっていると、けもみみメイドさんが頭をなでてくれた。


ご飯の次は絵本の時間か、散歩の時間。散歩の時間は少ないイメージだ。基本は絵本の読み聞かせ。最近は絵を見せてくれるようになった。まえに音読していた時黒髪メイドさんが入ってきたのだがけもみみメイドさんは多分怒られていた。黒髪メイドさんが絵本をぶんぶんしていた。その期を境に絵を見せてくれるようになりつらい時間もなくなった。

絵は冒険ものみたいなのが多い。

冒険ものは勇者一行?が魔物?を倒すもの、ダンジョン?を回ってお宝を見つけるもの。大まかなストーリーの傾向はこんな感じだけどここが異世界なんだって思うことばかりだ。絵には人間はもちろんだが耳がとがった人、けもみみだったり肌のいろが緑の人もいる。桃太郎には鬼が出てくるが世界が世界なためにその存在は信じられないがこの世界でこんな絵をみるとおそらくいるんだろうなと思う。緑の人。そしてドラゴンや鬼のように角の生えた人。地球以上に多種多様な文化があってその分平和ではないんだろうなと思う。差別、宗教、文化あらゆる原因があるかして紛争は絶えないんだろう。それに魔物。生きていくのに難しい世界だと感じさせる。自分がどう生きるのか。早く言葉を話せるようになりたい。


主人公以外かくのムズイ

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