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遊園地 発作その1
普通の小説みたいに書いてると
詩が書きたくてしょうがなくなる。
感情だけが先走って殴り書きをするようになる。
物語の体裁を取るためには
発散もせんと自分が自分でなくなる。
正当化する為の言い訳です。
観覧車が後ろに見えて
風に揺られて軋み出す。
まるで少年期が訪れたみたいに
そこに合わないものを重ね出す。
例えばビー玉の波紋を観覧車に重ねて
背景は夜空。
こんな夢見がちな空想を笑って
それでも煙草を巻きだした。
頭と手が乖離して糸のように
絡み出していく。
落ちそうになってもガードレール
が止めてくれる。
モーター音が心地よく、彼女はいつでも
睨みを効かせて見つめてきた。
だから私はぬらりくらりとかわして
それでも苦しみを紛らわす為に
波紋を噛みしだく。
いつだって貴女は妖艶だ。
ぬらりくらりとぎりぎりと
ひらりひらりと舞い叩く。
最後はやっぱり紫煙が全てを包み隠して
不穏と共に眠りに着いた。
たまの頻度で挟みます。




