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14/42

14 変化 その1

少々短いです。

週明けの月曜日。朝からなんとなく、ダルいなと思いつつ、学校に行った。

ダルいから、机に伏せてよかっなって思ってたけど、そんな暇はなかった。

俺が、学校に着くなり、複数のクラスメイトに囲まれた。先日の田中とのやり取りのせいか、俺を取り囲んだクラスメイトは、同時にこう質問してきた。


「「「「 音無さん彼氏がいるってほんと?」」」」

「 うん。本当」



鬼気迫る勢いで、訊いてきたクラスメイトに若干ひきながらも、俺は答える。

俺の答えに、ガックリと肩を落とす男子が何人かいた。

それに引き換え、女子には、目をギラギラと輝かせてる人がいる。

おい、色々話聞かせてもらうぜと言わんばかりに、俺を見つめていた。

こりゃ、質問攻めから逃げれないだろうな。

素直に答えたほうが、いいだろうな。


「 ねっ、彼氏ってどんな人? イケメン?」

「 どこで知り合ったの?」

「 ちょっと待って! せめて、席に行せて? 落ち着いて話したいけぇ」


矢継ぎ早に質問をする女子達を落ち着かせて、俺は、自分の席を向かう。

座ったとたんに、俺の周りには黒山の人だかりが出来た。


「 彼氏ってイケメン?」

「 うん」

「 どこで知り合ったの?」

「 あのね」


俺は、質問に一つ一つ答えっていった。

予鈴がなるまで、質問攻めは続き、ホームルームの頃には疲れた。


授業中もダルさは続き、加えて眠気も襲ってきたんだ。

もうベッドに放り込まれたなら、即座に熟睡出来るんじゃないかってくらい眠かった。

お陰で、授業中居眠りしないようにするのが大変だったよ。



今日の授業が全て終わり、帰り仕度をしていた俺は、朝からのダルさに加え、異常なまでの眠気とダルさや腰の重苦しさを感じて、クラスメイトの誘いを断りそうそうに家路についた。


「 眠い、ダルい。また風邪ひいたかな。一応、熱を測っとこ。……35度6分熱ないし。まあいいや、寝とこ」


俺は、制服から部屋着に着替えて、ベッドに横になった。

一度、アキが晩御飯が出来たので、呼びにきたけど、起きれそうにないので、そのまま寝ていた。


翌朝、ぬるりとした感触で目が覚めた。


「 なんこれ。」


俺の胯間のあたりが血で真っ赤に染まっていたのだった。




今晩、もう一話更新します。

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