14 変化 その1
少々短いです。
週明けの月曜日。朝からなんとなく、ダルいなと思いつつ、学校に行った。
ダルいから、机に伏せてよかっなって思ってたけど、そんな暇はなかった。
俺が、学校に着くなり、複数のクラスメイトに囲まれた。先日の田中とのやり取りのせいか、俺を取り囲んだクラスメイトは、同時にこう質問してきた。
「「「「 音無さん彼氏がいるってほんと?」」」」
「 うん。本当」
鬼気迫る勢いで、訊いてきたクラスメイトに若干ひきながらも、俺は答える。
俺の答えに、ガックリと肩を落とす男子が何人かいた。
それに引き換え、女子には、目をギラギラと輝かせてる人がいる。
おい、色々話聞かせてもらうぜと言わんばかりに、俺を見つめていた。
こりゃ、質問攻めから逃げれないだろうな。
素直に答えたほうが、いいだろうな。
「 ねっ、彼氏ってどんな人? イケメン?」
「 どこで知り合ったの?」
「 ちょっと待って! せめて、席に行せて? 落ち着いて話したいけぇ」
矢継ぎ早に質問をする女子達を落ち着かせて、俺は、自分の席を向かう。
座ったとたんに、俺の周りには黒山の人だかりが出来た。
「 彼氏ってイケメン?」
「 うん」
「 どこで知り合ったの?」
「 あのね」
俺は、質問に一つ一つ答えっていった。
予鈴がなるまで、質問攻めは続き、ホームルームの頃には疲れた。
授業中もダルさは続き、加えて眠気も襲ってきたんだ。
もうベッドに放り込まれたなら、即座に熟睡出来るんじゃないかってくらい眠かった。
お陰で、授業中居眠りしないようにするのが大変だったよ。
今日の授業が全て終わり、帰り仕度をしていた俺は、朝からのダルさに加え、異常なまでの眠気とダルさや腰の重苦しさを感じて、クラスメイトの誘いを断りそうそうに家路についた。
「 眠い、ダルい。また風邪ひいたかな。一応、熱を測っとこ。……35度6分熱ないし。まあいいや、寝とこ」
俺は、制服から部屋着に着替えて、ベッドに横になった。
一度、アキが晩御飯が出来たので、呼びにきたけど、起きれそうにないので、そのまま寝ていた。
翌朝、ぬるりとした感触で目が覚めた。
「 なんこれ。」
俺の胯間のあたりが血で真っ赤に染まっていたのだった。
今晩、もう一話更新します。




