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熊本地震  作者: ちびひめ
17/20

追われる

翌日、洗濯などを済ませると帰宅の準備をした。

冷凍食品を買い込んでクーラーボックスに詰めれるだけ詰めた。

水分もねんのため買っておいた。


おばあちゃんにお礼を言うと出発した。


みーちゃんはハーネスで後ろの座席に引っかけられ、後ろをうろうろできるようにした。


しかし、相方が思ったほど甘くはなかった。


みーちゃんは車が動いている間じゅう叫んだ。

動かないと鳴かないのだが、かかるGが怖いのか、音が怖いのか、ずっと鳴き続けて、熊本につく頃にはハーネスが外れてしまい、結局キャリーに詰め込まれた。


帰りついて一番にしたことは水をひねることだった。

水道水はまだ濁っており、飲料水としてはまだまだ使えそうになかったのだ。

しばらく水を出しっぱなしにして濁りをとった。


次にしたことは、寝室の本棚と溜め込んでいた洗濯物を退かすことだった。棚の後ろにものが落ちていたりして、二時間はかかった。

そのあいだ、洗濯物の洗い直しもしていた。猫の毛が一杯だったからである。


洗濯物は三十リッターの袋三袋に渡った。いままで放置していたつけが来たのだ。

洗濯をいれて三時間ほどで寝室はなんとか眠れる状態に復活した。


この日はそこまでで作業をやめた。

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