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熊本地震  作者: ちびひめ
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帰熊

やがて日にちは十九日となり、水道が使えるようになったと聞き、一時帰宅をすることになった。

みーちゃんは佐賀に置いていった。


高速が使えないので下道でゆっくりと帰宅し、帰宅できたのは三時過ぎあたりだった。


私はドアをあけて唸った。



まず、玄関が人の通れる状態ではなかった。


まずは通路の確保だと、玄関先から片付け始めた。


内情はトイレに入った時などに見ているはずなんだが、初めて見たようなショックを受けた。

オープンキッチン風に相方に作ってもらった棚というか作業台の天板が落ちており、上に乗せて乾かしていた途中のお気に入りのグラスたちが割れて散乱しており、、他にもカップ類が割れていた。


そのため、土足で家に上がった。


お風呂場のお湯が出しっぱなしになっており、(ガスはつかないので水であったが)全開に回していたらしく、湯船にごうごうと水が流れていた。これが三日間続いていたのであとで水道代が大変なことになった。


リビングの棚は倒れ、プリンターが落ちており、紙類が散乱していた。

寝室では本棚の本と共にプランターが落ちており、砂まみれになっていた。


私が寝ていた場所の上には三段ボックスが倒れており、起き上がるのがあと数分、いや、数秒遅かったら怪我をしているところであった。


ひとまず玄関を片付けると、私たちは再び佐賀を目指した。

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