いきなりこんなイベントかよ
長いことネタ切れでしてねえ。そもそも、MMOって友達とやる以外で自分でやるって人じゃ無い揉んで。
ネタ考えてたら年開けちゃった
方形都市ラウサ
このFSO世界で最も大きな街で、人口は、他の街とは比べものにならない。
一つの都市の人口、総生産額がたいていの国家よりも大きいとなれば、それを護る軍隊も精強な物になる。
通常、FSOでは冒険者は軍と雇用契約を結んだ肉体自由労働者という扱いだ。
つまり、普段はモンスターを狩ったり、ダンジョンを探索したりして生活しているが、ひとたび有事となれば遊撃兵として活動する。
ギルドカードの色はそのときの階級にも直結する。のは良いのだけど。
「アレサいつの間に。」
僕ら3人組の紅一点、アレサが、完全に透明なギルドカードを持っていた。
それは有事の際数億人に上る将兵を一度に指揮することになるという証でもあった。
『緊急イベントクエスト 豚鬼族の襲撃が発動しました。』
豚貴族の襲撃は、ザイラ王国の北からオーガが船に乗って押し寄せてくるので、これを撃退し、逆に侵攻せよというもの。
「とりあえず。」
「何か良い案でもあるの?」
「学校行こう。」
時間は7時
「「そうだね。」」
現実世界 蒼藍星間連邦王国王都藍蒼
この街は単一都市としてはこの創造界世界で最も広い。
[今通学ですか?よかったら掴まってくださいな。]
上から声を掛けられ見上げれば1本の竹箒。そして見回しても大量の竹箒。
[1限は休みですか?]
「あ、いえ、はい。それにしても突拍子もない事態で。」
[まあそうでしょうねえ。いきなり声かけられて見上げれば。というかですねえ、何で三千km離れたとこにアパート借りたんですか?絶対定期代高いですよね。まあ、藍蒼は学生の定期代は無料に等しい額ですが。とりあえずとっ捕まってください。]
結構ラフな話し方をするこの女性、僕らが加盟するパーティのリーダーでありグランドギルドの長でありこの国の王様なのだ。
[1限が休みならゆっくりと進ませて戴きますね。それとどうでもいい話をさせて戴きます。
あのザイラ王国というのは、ゲームオリジナルではなく、とある世界にある王国の属領がモデルなんです。
央都ラウサとは本来はザイラ王国の4割を占めるランゲルハンス大公領都の名前でありザイラ王国で最も大きく、また最も発展した都市として有名なんです。
文明レベルだけで半極周期分の格差はあるとされますね。]
そんな話を聞きながらなんとまあ、大学の講義を受ける教室まで送って貰った。
窓から入るなんて言うやんちゃなことをしたのは初めてだったが、なにも地上100mの窓から入らなくても良いじゃないか。
「何や、おもろい来方したんが居るそうやけど、今日の講義も結構おもろいんよ。」
ぼくがとっている、定義学と電脳学の抗議は同じ人が行っている
それはそうと、ずーっと教授がさりげなく僕ら3人をにらんでるんだけど。
教授はひょうひょうとしてる分怒ったときが怖い。
そしたら教授からメールが来た。
『男衆二人は放課後即ログインすること。アレサは教授室へ。特訓クエスト大量受注してきました。』
どうやらゲーム内でしごかれるらしい。
「誰だよこのデブ連れてきた奴!」




