死ぬことまでがプロローグ 2
プロローグだけで1とか2とかつけてすいませ!
でも空いてる時間に投稿するので、これからもこんな感じになります!
同時刻、入学受付所の近くに4人の男が1人の男を待っていた。
「式神の奴遅すぎじゃないか?」
坊主頭でがたいのいい男が言った。
「柿崎の言うとおり遅すぎる!龍前寺お前は何か聞いてないのか?」
柿崎に便乗して、4人の中で一番背の高い男が言うと龍前寺と呼ばれた男が質問に答えた。
「すまない一真、今日はまだ連絡がない、だから今あいつの携帯に電話とメールを送ってるんだが応答がない」
龍前寺がそう答えると、4人の中で一番背が低く眼鏡をかけた男がまるで何かを知っているかのごとく言い出した。
「それは当たり前だよ龍前寺君!」
「連絡あったのか凛太朗?」
龍前寺の反応に少し凛太朗は驚きながら話を続けた。
「式神君の事だから、寝坊して今ちょうど通学路を全力疾走してるんだよ!」
龍前寺は連絡が来てないことがわかり少しがっかりしながら凛太朗の話を聞いた。
「でもて、今脇道から来た同じ学校の制服着た女の子に、気づくのが遅くて、女の子の背後から押し倒してるんだよきっと!」
それを聞いてた一真は笑いながら凛太朗に言った。
「鈴野、さすがに式神に限ってないだろ、まだ続くのその話?」
「もちろん、まだ続きはあるよ、鬼島君」
柿崎と龍前寺は、また凛太朗の悪い癖が出たとあきれながら話を聞いた。
「押し倒したあと、女の子が口にくわえてた、少し大きめのピザの一切れが押し倒された時に潰れて顔と制服につき、押し倒されたことと一緒に怒るわけよ!」
「そんな状況になったら怒るだけじゃ済まないだろ、そもそも今日入学式なわけだし」
龍前寺が凛太朗の話につっこみを入れた。
「龍前寺君の言うとおりだけど押し倒した女の子は、2年生だから別に今日は学校ないわけよ!」
「ならなんで制服着てわざわざ移動しながらピザ食べてんだよ?」
柿崎も気になり凛太朗に質問する。
「それは、部活始まる前に図書室で借りた本を返そうと思い急いでたからだよ!しかも、今日は入学式のあと部活見学あるんだから遅刻なんかしたら先輩の威厳がないだろ!」
成る程と柿崎は納得した。
「で、怒ってる先輩に式神君は責任を持って制服を洗い、さらに、食べていたピザも作る事になったわけよ!」
一真は周囲を気にせず大笑いした。
「はははは!制服は洗えても彼奴ピザなんか作れるのかよ!」
「確か式神君は基本どんな料理も作れるとか言ってたよ、食べたくなったら自分で作るようにしてるとか言ってたし」
「マジかよ、なら今度なんか飯作ってもらうか!」
ゲホゲホと咳き込みながら今まで笑っていた一真は、真剣な表情になって3人に問いかけた。
「茶番はここまでだ!お前達彼奴から連絡は来たか?」
一真の問いに3人とも首を横に振った。
そして、受付時間終了するとアナウンスが流れた直後一真は、受付の人に式神が体調不良で欠席することを伝えに行き。その後、4人は体育館に向かった。
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