~君と出会った季節~
徑乃きよりです。
長いか短いか。感じるのは、人それぞれです。
ごゆっくりどうぞ
俺たちが出会ったのもこんな暑い日だった。
今君に伝えたい事があるんだ。
こんな事言うと君は「君らしくない。」なんていうだろうね。
笑うかもしれない。
それでも俺は君に伝えたいんだ。
俺は君が大好きだ。
*1
8月に入り世間の学生の半分は夏休み。
そんな中俺たち桐生家は引っ越しをしていた。
いつ頃かは忘れてしまったけれど、多分俺が小学3年ごろだったと思う。
父親の仕事が変わって引っ越すことが多くなった。なんの仕事をしているのかは知らない。
聞いても「子供には関係ない」なんて言って教えてくれない。
俺はもう中2だというのに。
そんなこんなで昨日引っ越しを終え今俺は自分の部屋の片づけをしている。
本当は昨日すべてを終わらせたかったのだがリビングの片付けを手伝っていたこともあり、
自分の部屋まで手が回らなかった。
そのせいで朝は不安定に適当に積んだ段ボールが顔面に落ちてきた。
「母さん。」
片づけが終わりちょうど腹の減った俺は母さんの部屋にいた
「なあに? なぎさくん。」
俺の母は年齢の割に小さく童顔なのでおさなく、頼りなく見える。
そしてこのしゃべり方だ。
「腹減った。昼飯は? 」
「んーっとね。 はい、。」
渡されたのはおにぎりなどではなく1000円。
「何これ。」
「1000円、何か買っておいで~。」
さすが我が母。なんか自由だな。
「まあいいか。行ってくる。」
母さんの部屋は二階なので段ボールまみれの階段を下りる。
さすがに昨日引っ越したこともあって家中は段ボールまみれなだ。
そういえばさっき、姉の部屋に行ったときに段ボールの雪崩がおきた。
というか風呂場にも置いてたよな、また昨日みたいに銭湯いくのか。
ここ田舎だから銭湯遠いんだよな。
そう。ここは田舎。
東京からずっと離れた山の中。電車なんて通っていなければ空港もない。
自然だらけの空間。
朝、この村にひとつしかない中学に母と行った。
小学校と中学が合同らしい。
クラスも少なく、クラスには小学生も何人かいると言っていた。
転校を繰り返している俺にとってそんな事どうでもいい。
友達なんて適当に作ってあまり仲良くしなければ別れたときにつらくない。
玄関について汚い靴を履いて外にでると意外と暑かった。
でも、なぜかその暑さが心地いいと思えるほどの自然の力はすごいと思う。
携帯を取り出し、コンビニの場所を確認するがあてにならないようだ。
まあ、いいだろう。
この村の事を知るのにいい機会だから散歩ついでに歩こうとしよう。
どうもはじめまして。前書きにもいたなこの野郎と思った貴方様正解です
徑乃きよりです。徑乃はみちのと読みます。今更ですね
今回は多分短かったかな?と思います。
人それぞれかな。
書いてると「あ。これどこでくぎろう。」とか考えますね。
その辺もプロの技を盗んだりしていきたいですね(キラッ
では失礼します。