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改稿途中です。

それにより若干ストーリが変わり主人公の名前も変えます。

太陽の光が射さない暗闇に俺、永良夏樹は1人そこで呆然と立っていた。


ギトギトした湿った湿度に生温い温度、首を左右に回し辺りを見ると、木、木、木に覆われていて、少し歩いただけでも道に迷いそうだ。


まぶたを閉じて耳を澄ますとあらゆる動物の奇声が俺の耳に刺激する。


この1つ1つの確認した所で俺はようやく、この状況を把握した。


そして、じわじわと背中に脂汗が流れ、俺の脳内に危険信号が送られてきた。


見るからにジャングル、地面が抜かるんでいる。


「ここ何処やねん」


思わず大阪弁になってしまった。

落ち着け俺、とりあえず何故俺がここにいるのか順に記憶を辿っていこう。


俺は確か実家の近くの廃校になっている古びた学校で喧嘩をしてたはず。


「死ね! 双剣」

「テメーが死ね!」


そうそう何時もこう呼ばれてる、《双剣の疾風倒し》どっかの馬鹿が俺の事をそう呼ぶようになり、よくいろんな奴等に喧嘩を挑まれるようになったんだ。


実際は剣ではなくバットで両手に2本のバットを持ってることでそう呼ばれるようになり、決して自らこんな痛々しい名前を着けたわけではない。


疾風倒しはそのままだなマッハのスピードで倒して行くからそんな名前が着いちまった。


おっと話がそれた、つまり俺は何時も通り古びた廃校で喧嘩をして家に帰ったんだ。


で、そこでリビングに入り、キッチンに向かい冷蔵庫にあるコーラを一杯。


よし、どんどん記憶が戻ってきたぞ。

そう思いながら腕を組、首を縦に振り頷く。


ソファに座りしばらくテレビを見てそこで時計を見て2時をさしていたのでシャワーを浴びたのを覚えてる。


もう一度リビングに入り黄色いソファーに座りふと机に正方形の形をした1枚の白い紙が置かれているのを気づいた。


「そうだ、あの紙だ!」


俺は右手をパーに、左手をグーにと両手をぽんと置く。

そのあとどうなったんだっけ、あぁぁぁ! 記憶が曖昧だ。


とりあえず歩こう、歩けばそのうち記憶が戻るだろう。いや、戻れ。


まずは食料だ、テレビ没頭しすぎて昼飯食うの忘れてたんだよな。

どっかその辺の木になってるといいんだが…お!


俺の目線が木に生っている黄色い果実を捉えた。

よく見るとそこらじゅうに生ってるじゃねーか。


俺は落ちてる石を手に取り、黄色い果実に繋がっている枝に向けて投げた。


パキッて音をして見事に枝に当たり果実が俺の目の前に落ちる。


心の中で一発でとれたことを愉悦する。

落ちてくる果実を手でキャッチしてルンルン気分で食べようと思ったが、なにやらウネウネと動く何かが俺の視界に入った。


「う…」


そのウネウネ動いている物体は1匹だけでなく何10匹いて、果実を貪っている。


そのあまりにも気持ち悪い姿を見て俺は、直ぐに果実を投げ飛ばす。そして


「うあぁぁぁぁ!」


声になっていない奇声を放ち、同時に全速疾走で逃げた。


何だよおい、何なんだよあれ、完全に芋虫じゃねーか絶対夢に出てくるよ! あんなの見たら眠れねーよ!

どうしてくれるんだ、コノヤロー!


道になっていない道を走り岩や、木の枝、ツルを避けながら走る。


あ? なんだこんなときに、猿か

1匹の猿が俺の走ってる真上にいて、木の枝を足場に俺の前を超す。

そして素早く木から降りて俺に体当たりを仕掛ける。


「失せろ!」


大きく降る被り、猿目指して蹴る。

「キャアァァァ!」

猿は数メートル吹き飛び、太い木に頭から刺さる。

そこからピクリと動かなくなった。


「ナイスめり込み」


しかし今、猿が木にめり込んだ振動により数えられない程の黄色い果実が雨の様にふってきて、俺の頭にこつこつと当たる。


「ふぉ!」


一瞬見たんだがどの果実にも虫が芋虫が引っ付いて、くそ、冗談じゃねぇぞ!


どのくらい、はし、たんだ?

喘ぐ呼吸を整えながら考える。


ふぅ、忘れろ、忘れるんだ…よし落ち着いてきた、食料はそのうちどうにかなるだろう。

今の走りで喉が渇いた、水だ、水と言えば川、川と言えば魚、一石二鳥だ、よし歩くか


呼吸を整え終わり、川を探そうと顔を上げるとそこはジャングルを抜けて、緑のじゅうたんがひいてあるような風景になっていた。


ジャングルを抜けたからか、ギトギト感が無く、今は気持ちがいい微風が皮膚に当たる。


いつまにかジャングルを抜けてたんだな。


片手を腰に着け、ひとまず安心する。

ここからまだ遠いいが村がみえる。


よし、彼処で腹ごしらえだ。

俺はその村に赴く為に歩き始める。


そういえば、まだ俺があのジャングルいた理由が分からないだよな、それにこんな緑の風景をした所、日本にはないぞ、ということはここは日本ではないのか?

何処かの外国、それなら頷けれる、だがいつの間に…あの手紙が怪しいんだよな。


歩きながら手を顎に着けて考える。


あああ! やめやめ、考えるのめんどくせ、来ちまったもんはしょうがねーし、今は飯だ飯。


次第に歩くスピードが早くなり、気がつけば村の門に着いていた。


1つ目立ってんのが木で出来た展望台、そこに5人の青年いて、何かを監視しているように見える。


恐らく相手も気づいてるな、何か耳打ちしてザワザワし始めた。

じれってぇな。


「おーい、門開けてくれ」


俺がそう言うと、1人の青年が展望台から降りてくる、見た目18ぐらいか、服装が何かの毛皮に覆われていて、手に槍を持っている。


ここはケニアか、今時手に槍を持ってるのはその国ぐらいだぞ、なるほど、だからこんなに自然が豊かなのか。


しばらく待つと、ゴゴゴッと地面を削る音を響きかせ門が開いた。


「なにようだ」


迫力満点に低い声を吐いた青年は、眉間にシワを作りそう聞く。


日本語喋れるのか? という事はここは日本? いや、今の時代に手に槍を持った日本人なんて聞いたことねぇよ。

もしいたとしたらそいつは痛い奴だ。


そうか、ここは秋葉っていう所か、それなら納得出来るな、へ~よく再現出来てるじゃねぇか。


「質問に答えろ」

「ああ、わりぃ、ちょっと腹が減ったから飯と思ってよ」


青年は俺の顔をガン見をして手を顎に着けて何か考え事する。


ちっ、ガン見しやがって、〇んたま蹴るぞ。


「…盗賊では無さそうだな、よし入れ」


流石秋葉、来たことないけどこれは痛いな、なんか可哀想に見えてきた。

少し乗ってあげようかな、いや、そんなことしたら、俺まで痛奴になる。やめておこう。


青年が先頭に俺はそのあとに続き、村に入る。不意に青年は首だけをこっちに向く。


「腹が減ってるのか」

「ああ、けっこう減ってる」

「そうか、何処から来た?」

「愛知」


青年は首を傾げる。

いやいや、俺が傾げてぇよ、何でそんな痛い奴になっちゃったの、これ両親知ったら絶対哀しむからね!


しばらく歩くと何やら、フサフサと左右に揺れてる青年の尻に着いている尻尾が俺の視界に入った。


「よく出来たアクセサリーだな」


そう言いながら、尻尾を握る。


「ふぅあ!」

「うぉ!」


何だよ、脅かすなよ! いきなり奇声を出しやがって、猫気取りか、全然可愛くねぇよ、むしろ低い声でそんなふぅあって言われたら恐いわ!


はぁと深いため息を吐く。


そこまで再現する必要ないだろう。

頬を親指でポリポリかいて、そう思った。


もしやと思い周りを見ると人々は猫耳、尻尾を着けている。

俺は呆れた表情にをしてもう何も気にしないことにした。


「着いたぞ」

店は木で出来ていて、屋根はわら、ドアには漢字で営業中正方形の形をした木の板に書いてあり、そのドアの上にも看板でキャットフードと書いてある。


「食欲失せるわ!」

ちっ、思わず突っ込んだじゃあねぇか。


「ん、食欲がないのか?」

「いや、何でもない」


青年はそうかと言い、俺はドアを開けるー

「俺はここで待ってる」

と思った青年の言葉により、手を止めた。


店の壁にもたれて腕を組む。

「あんたは食わねぇのか」

「まだ勤務中だ、仲間達を除け者して、自分だけ飯を食うなど出来ない」


まま、確かにこれも仕事のうちか、邪魔をしたら駄目だな。


「分かった、道案内サンキューな」

青年は少し驚いた表情をしたが直ぐに気にするなといい、なにやら顔が微笑んだ顔をする。


こいつ何か引っ掛かるんだよな、初対面の俺を眉間にシワを作ったり、礼を言っただけなのに嬉しそうな面になったり、まま、俺には関係ないか、今は飯だ飯。


ドアを開け、カランカランと涼しげな音が店内に響く、中は意外にそこら辺にあるファミレス見たいだ。


目の前に会計のレジ、そのよこに椅子や正方形の机が奥まで並んでいる。


俺が周りを眺めていると1人、毛皮服を着たウェイトレスの女の子がレジの奥から出てきた。

ここでもその服装に猫耳なんだな、おっと突っ込むなきりがない、平常心平常心。


でもすべすべな皮膚が見えて、軽い露出になっているこれはこれでいいか。


「いらっしゃいませ、1名様で宜しかったですか?」

「ああ、1名で」


可愛らしい声とともに俺は奥へと案内され着いていく

、毛皮の服しか来てなくて下手したら下の部分が見えそうだ。下着は履いてるよな流石に。


こんな考え事さた束の間。

俺は女の子が立ち止まってるとは知らずぶつかった。俺と女の子はそのまま地面に倒れ不意に俺の視界にあるものが見えた。


「は、はいて、ないだと」


パンツは履いていなかった。

ヤバイ、俺の頭が沸騰しそうだ、何ではいてない、流石にそこまでしなくても良いだろうが。


「お、お客様」


俺の視界に気づいたのか、ウェイトレスの女の子は直ぐに立ち上がり、毛皮服を限界まで下に伸ばし、沸騰したように顔が赤くして俯く。


そんな恥ずかしいなら履いとけよ。


俺も立ち上がり、まるで今のことがなかったかのように、女の子の立っている横の席へと座る。


「メニューがお決まりになりましたらそこのベルを鳴らしてくだしゃい!」


女の子は、言葉を噛みながら、疾風の如くにレジの奥へと入った。可愛いな、おい


手のひらに顎を乗せ、机にひじを置いて、ふぅとため息を吐く。


あの子も大変だな、ノーパンか、知らなかったな秋葉にこんな文化があったとは、あのウェイトレスが履いていないと言うことは、この村の人々も履いて無いことになるよな、そんなこと他の県内の人達が知ったら一斉に男子どもが群がり、この村が人気になるな。

秋葉パネェ。


そんなことを考えながら、もう片方の手を伸ばしてメニュー表を手に取る。


「なんだこれ?」

メニュー表をパラパラと見るが、見たことのない品が絵に写っていた。


マンドラサラダにフルストーラの黄金玉子、知らね、こんなメニューなんて聞いたことねぇよ、お! 肉は普通…じゃなかった、ドラクンの肉ってなに? この店はモン〇ン気取りか。


はぁと深いため息を吐く。


いい加減家に帰りたいよ、家に帰ってコーラ一杯飲みてぇよ、もう付き合いきれねぇよ。


まぁ、来ちゃったもんはしょうがないか、とりあえずおすすめメニューで。


すると先程の女の子が顔を少し赤く、俯きレジの奥から歩いて着た。


「あ、あの、先程は大変申し訳ありませんでした」

ガバッと斜め90度に頭を下げる。

「俺は何も気にしてねぇ、それより俺からぶつかったんだ、すまなかったな」


笑みを見せて俺が言うと女の子は、ぱぁーと笑顔になり注文を聞いてくる。


俺は選んだおすすめメニューをいい、女の子はかしこ参りましたと言う。

単純だな、あの子は。


しばらく待つと、おすすめメニューとやらをトレイに乗せて、先程の女の子がやって来た。


トレイに乗っている品を手に持ち、俺の目の前に置く

品を全部置いて一歩下がり斜め90度におじぎ、そしてこういう。


「以上の品になります。食べ終わりましたら先程のベルを鳴らして下さい、それではごゆっくり」

「ご、ご丁寧にどうも」


あまりにも慎重だから、俺まで恐縮する。うん、いい村だ、ノーパンだし丁重だし、うん悪い所ないな。


渡された品を全部食べきり膨れた腹を擦る。


よし、腹も膨れたしそろそろ実家に帰りますか。

てか、なんで俺は東京にいるんだ? 結局わからずまいか。


俺はベルを鳴らす。


ウェイトレスの女の子がやって来て、俺は料理が旨かったことに評価してあげた。

女の子は嬉しそうにお礼をいう。


「それでは、お勘定の方をお願い致します」


……あ、財布…家だ





























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