第3話【タロウとヨシコ】
「ええ。つまり地球希望に渡り、意識コントロール不能型ガスが噴出した事により、この様な事態が起こっているのでありまして、また、そのガスの現段階での感染地域はジャポン全土に渡り広がりを見せており、すでにジューゴックでは自転車を壊しまくり、ラーメンを捨てまくる事件が相次いでおり、これについてアベリバのオバカ大統領は「別に俺のせいでは無いし、原因も知らない。トォエンティーフォーみたいに裏で何かやってるとか無いから」と、相変わらずのオバカ発言を繰り返しており、こうなってしまうと日本にまで及んだガス被害の増加地域はこれから益々……へ……へへ、へへへへへ、ハーーッハッハッハッハッハ!!!しね!シネ!死ね!死ねーーー!!!」
…と、言ってニュースキャスターはコメンテーターであるトニー佐々木さんの首を締めだしました。
「ちょ!なんだよアンタ!やめなさいよ!ふざけんじゃありませんよ!や!や!やめなさいって!!大体アンタねー!いきなり人様の首を締めるなんて!おかしいでしょ…ハハハハハハハ!オマエが!オマエが!オマエが!オマエが!オマエが死ねーーー!アンタなんかバカヤローっつてんっすよーー!ヲリャアアアアアア!!!」
…と、ヒッチャカめっちゃか過ぎたので、タロウ君はテレビのスイッチを切りました。
(ピッ)
ヨシコちゃんが言いました。
「パパとママいつ帰って来るのー?」
タロウ君が言いました。
「きっともうすぐだよ」
「ねぇ、なんでお外で遊んだらダメなの?みんな、なんで、お外で喧嘩してるの?ねぇ、お兄ちゃん」
「喧嘩している理由は色々あってヨシコにはまだ難しいよ。でも、いま外に出るのは危険なんだ。お兄ちゃんと一緒におウチの中で遊んでよう」
「うん。分かった」
―と、ヨシコが言ったその時でした。
パッリーーン!!!と、大きな石で、おウチの窓が割られました。