第28話【さくぶん】
ガリガリ、ガリガリ。
ガリガリ、ガリガリ。
みんなが、作文、書いています。
「いいか!オマエラ!ペンは強しだ!ペンは!剣より!そして!銃より!ミサイル!戦車!核爆弾!…そんなもんより!めちゃくちゃ!強しだ!最強なのだ!作文書け!書け!そーら!書けーーー!ワハハハハハハハ!!!!」
…海パン男は言いました。
「制限時間は!あと5分!作文書けなきゃ!ただちに破門だ!」
ガリガリ、ガリガリ。
海パン男が叫ぶ中、みんなは作文書いています。
1人の生徒が言いました。
「あの…いちおう…書けました…いかがでしょうか?ラーメンパスタの海パン先生」
「なるほど。なるほど。ココはいいな。ココは悪いな。ココいいな。ココはダメで、ココもダメ。文章基礎が、なっとらん。書く才能は全く無いが、見る才能は、バツグンだー!書けなきゃ!直ちに全員破門だ!破門!イコール!死刑と思え!死にたくなければ作文書いて!!書きまくれーー!!!」
海パン男は(パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン)、右手に持った拳銃鳴らし「頑張れ!オマエラ!俺はみんなに尊敬されたい!目立ちたーい!人気があるヤツうらやましー!」そう言った時の事でした。
(―ドン―)
―と、倒れ、後ろに居たのは、林田先生。
「こんなヤツは、牢屋に入れろ。牢屋の奥に、ブロックしときゃー、問題ねーさ」
生徒は「はーい」と、言いました。催眠術が解けました。生徒のみんなは海パン男を引きずりました。牢屋の奥へと投げ入れました。
それから鍵を(ガシャリ)と締めて、ブロックした後、海パン男は目を覚まし、みんなに向かって、こう言いました。
「ごめんよ~、みんな~、俺が悪いよ~、悪かったんだね~、反省するからブロック解いてよ、もう、変な事言わないからさ~、」
…みんなは(知るか)と、思ってました。