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後編 未知なる世界への旅立ち

 あの日から僕は朝、昼、晩。僕が足りていなかったところを徹底的に分析、練習、反省を、次の7中期間になるまで毎日反復し続け。

 まさに今日が、その7中期間にあたる日だ。

 「いやー、時間が早く経つって言うのはこうゆうことなんだな」

 「ま、そのおかげでこうやってリヒトとまた遊べる(闘かえる)んだけどな」

 「さて、ルールはいつもと同じな。さぁ、どこからでもかかって来なさい」

 そう言われ、僕は目の前に立っているヨル師匠の元へゆっくりと歩きながら向い。

 互いの距離が50cmあるか、ないかぐらい迫った時。僕はこう言う。

 

 「 (せつ)  那( な) 」

 

 リヒトの口からそう聞こえた瞬間。

 私の目の前から突然、煙のように消えた。

 (「なんだ、残像技か?。いや違うこれは」)

 すると、背後からリヒト特有の気配を感じとった瞬間。私はいつもと違う回避行動をとっていた。

 「うぉ、」

 「疾風!!!」

 「ふん!!!」

 なんとかリヒトの疾風をギリギリ受け止め、次の一手に出ようとしたが。

 「疾風!!!」

 疾風の変化速度(切るまでの短縮秒数)が以前よりも短くなっているせいで、反撃できる隙が完全に無くなっていた。

 おまけに剣を振った時と同時に出ていた、重心の崩れも完璧に治せていた。

 (「流しで受け止めることしかできない……。短期間でこんなに成長するなんて...もしかして、あいつが教えてくれたのか!!!」)

 

 僕がヨル師匠に繰り出したのは、瞬間移動のように見せ、背後をとる隙技。刹那。

 刹那などの瞬速系で崩れた体勢を早く治せかつ、隙を作らせない詰め技。疾風。

 そして最後は。滝の流れのように速く切ったり突くことができる一撃技。水滝で、この闘いを終わらせる。

 「くっ、」

 よし!、右足の重心がずれた。今ならいける!!!

 

 「 水 滝 ! ! !」

 

 ヨル師匠を追い込んだ先に水滝を使ったの、、、だが。

 「うん、素晴らしいここまでの荒いハメ技は初めてだ」

 最後の最後に渾身の一撃をギリギリで受け止められてしまいかつ、反撃で約5mくらいまで吹き飛ばされてしまった。

 (「いったぁーー!。・・・なんか無意識に反応できてる」)

 (「ふーん、やっぱり習得できたようだな、」)

 ヨル師匠は、地面に木刀を置き僕に質問をしてきた。

 「リヒト、なぜお前は今私の蹴りに反応することができたんだ?」

「それは、立ち方による問題だったんです。

 僕は今まで、両手剣のやり方で闘っていました。そのせいで重心はいつも下にいき、素早く変えることができなかった」

 「ですが、ヨル師匠の立ち方を参考に練習をしてみて。僕に合う片手剣の方式を研究し、刹那や無意識に防御反応が出来るようになりました」

 (「・・・、まてまて。刹那の習得までは分かるが。なぜそこで無表防御(むひょうぼうぎょ)が出来るんだ...。うーん。まぁいい、そのぶん可愛い弟子が凄く成長したということ」)

 (「つまり、私に似た片足重心(かたあしじゅうしん)法を習得したらしいな。大木との距離はかなり差があるな。もしかして、今ならやれるか。念願のあの闘い型が!!!」)

 「ではなぜ、私達がそのように(片手で)闘うか分かるか?」

 当然の知識を問われ、僕は少し困惑した。

 「え、...近くにある物を投げ。相手に隙を与えるためじゃないんですか?」

 「うん、それも戦術としてはありだが。1番効果的なのは、魔襄と共に使用することだ」「こうやってな」

 そう言うと、ヨル師匠は突如宙に浮き。利き手である右手を僕に向けて構え、こう言った。

 

 「今から応用編だ。これから私の得意な方法で闘う」

「さぁ、約束どうり本物の攻撃魔襄を今ここでお前に見せてやる」

 《ドナー ヴォルケ1%》

 ヨル師匠の手から紫色のレーザーみたいな光線が、とてつもない速度で僕に放ってきた。

 「うわぁ!」

 それをなんとか、前に倒れ間一髪避けることができた。

 恐る恐る後ろを見ると、それが衝突した周辺は黒く変わっており、何かが焦げた匂いがした。

 (「こ、これが、本物の攻撃魔襄」)

 (「一般魔襄とは、全くの別物すぎる」)

 その驚きのあまり腰を抜かしながら見ていると。

 「そんなボーっとしていると。追い討ちでさらに攻撃魔襄がお前に挨拶してくるぞ!」

 構えを見ただけで分かる。これはさっきよりも、さらに強力な攻撃魔襄だ。

 《ドナー ヴォルケ3%》

 くる、やばい!!!、走らなきゃ!!。

 僕は無我夢中でヨル師匠の視覚となる大きな岩の所めがけ走り、岩陰へ飛び込んだ。

 

 ドカーーーン!!!

 

 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

 なんとかギリギリで飛び込み。岩陰で遮蔽(しゃへい)することできたんだが。

 今でも、僕が隠れている岩に向かってズドドドドっと、連続で攻撃魔襄を楽しそうに放ってきている。

 もし、この威力のまま放ち続ければいつかこの岩はこなごなに壊れて今度こそ終わりを迎えてしまう。

 考えろ...考えるんだ。ヨル師匠が昔言っていた魔襄に関することを片隅から思い出すんだ。

 

 「いいか、これが一般魔襄だ。基本的な構成は、(第一)(第二)(第三)電気(第四)身体強化(第五)の5つの構成でできている。

 誰にでも使えて、魔力量が100だとするリヒトでも。これぐらいは一回だけ使用することができる」

 「しかも、不思議なことに無から攻撃魔襄等で有機物・無機物は生み出すことは不可能だが。

 この魔襄達だけはなぜか生み出せることができる。なぜ、生み出せるかは私含め、誰も分からない。」

 「もし、この魔襄を使いたい時は声に出して言うといい。そうすれば私の経験上、無詠唱よりかは多少なり効果が高くなるぞ」

 「そして、これが一般魔襄とはまた違う物。攻撃魔襄だ!、・・・いや。これは、リヒトが強くなった時に見せようとしよう」

 「いつか私に剣技ではなく。全て攻撃魔襄を出させるほど強くなれ」

 ・・・うん、決めた。僕はあれを使う。

 

 私は今。猛烈に楽しい。

 あの、小さくてめっちゃ可愛いリヒトが、ここまでの剣士に成長するなんて。

 親目線で褒めるなら、「頑張った」と言いながら頭を撫で褒めたいところだが。

 もう少しその頑張りを私に見せてもらおうじゃないか。

 そう思いながら連続で魔襄を放し続けていると。突如岩陰の方から、何かが飛び出てきた。

 「………………」

 「今だ!!!」

 「……!」

 しまった!。たぶん近くに落ちていた小石を遠くに投げ、今動く物に敏感である視界を錯乱させたんだ。

 でも、これくらいなら予想の範囲だ。とりあえず、しばらくこのまま走らせて余った体力を確実に削る。

 全速力で走るリヒトに向け、私はドナー ヴォルケを連発モードから単発モードへと変更し放つ。


 第三攻撃魔襄、電気放電タイプ。ドナー ヴォルケ。

 空気中にある空中電気等を蓄電し、その最大放電力は1億Vにもおよぶ。

 それが地面に落雷したときは、半径2メートル以上離れていなけらば確実に感電する。

 

 「ほらほら、回避してばかりだと。余計、体力を消耗するばかりだぞ!」

 すると急にリヒトは走るのをやめ、私に木刀を投擲とうてき体勢で向けた瞬間、こう言った(詠唱した)


 「一般魔襄」

 《 ディー シュルター !!!》



 リヒトは一般(第五)魔襄を部分的に付与(応用)し、私のペンダントに狙いをさだめ本気で投擲してきたんだ。

 その速度は、風を断ち切るほどに達していた、、、が。

 「ほぉ!」

 ペンダントを掛けている紐が剣の鋒に掠ったが、なんとか寸前のところで回避することができた。

 そして1.5秒の間、隙を補うべく。 

 すぐに崩れた体勢を戻し、リヒトがいる方へ左手を構え、振り向く。

 「残念だったなリヒト、今回もあと少しだったのに....」

 そこには、木刀を投げてきたリヒトの姿はなく。ほんの少し、魔痕(魔力の痕跡)が感じる小石があるだけだった。

 (「なぜ、リヒトがいない。後ろ?、横?...。下か!」)

 (「くっ、だめだ。あいつ一回魔襄を使用したせいで魔力量が0になってる。そのせいで魔痕探知してもそこにある小石の存在しか感じない...」)

 (「どこだ!、どこだ!!、どこからくる!!!」)

 

 「一般魔襄!」

 《フルーク!!!》

 

 遡ること、2分前...。

 

 僕はある作戦を頭の中で練っていた。

 ヨル師匠が使っている魔襄は多分ドナー ヴォルケ、電気放電タイプ。

 最低、半径2mは離れていないと感電し気絶する厄介な魔襄だ。

 ならばどうすればいいか。今、魔襄を防いでくれているこの岩石は、絶縁体のおかげ。

 でも、魔襄の威力があまりにも強すぎて、若干削れはじめてきている。

 ・・・そうか。この削れ出てきた小石を使えばいい。

 僕が一般魔襄で体を強化すると同時に魔力量が完全に0になる。

 そしてこの小石を持ちながら魔襄を使用すると、僕と似た魔痕の形跡ができる。

 これは僕の感だが。ヨル師匠は特定の標的を見失ったら、必ず探知魔襄(デテクシオン)を使用して、周辺を探知してくると思う。

 その時、この小石が少しでも目眩しの役目を果たしてくれたら。

 その隙に一か八か、一般魔襄と刹那を掛け合わせた組み合わせ技で、運を全てをかける。


 

 * * *



 (「上!。剣技と魔襄を同時に詠唱し奇跡のコンビネーションを成功させていたのか。

 ふふ、そうか。お前みたいな奴がそれをできるなんて一生無理だと思っていた。

 けど、そんな私の甘い認識を今ここで実行して。変えさせてくれたのか。

 ああ、私の可愛い弟子はとうとうここまで。成長してしまったんだな...」)

 

 いける!。

 ヨル師匠の背後へ回り、ペンダントの紐へ腕を伸ばし、、、掴み、ちぎり取った。

 (「とった...取れた、やっととれた!」)

 一瞬の喜びに浸っていたのも束の間。

 魔力量が0の状態で使用した、副作用がこのタイミングで、出てきてしまった。

 (「あ、やばい。これ気を失うやつだぁ........」)

 最悪の状態で僕は、完全に意識を失ってしまった。

 

 「おっとっと!」

 「ふぅー、危なかった...」

 「全力で頑張るのは嬉しいんだが、もうちょっと自分の体は大切にしないとな」

 「本当によく今まで頑張ったな。リヒト」

 

 

 ◆ ◆ ◆ ◇ ◇

 

 

 「・・・、は!......あれ、」

 「たしか僕、魔襄で大ジャンプして。地上15mから落下(水平投射)していたよな...」

 「う、気持ち悪い」

 何がなんだかどうしてこうなったのか、理解が追いついてこない。 

 そんな中僕は、魔力酔い状態(福 作 用)のせいでバカになった頭を1分間以上、フル回転で動かせていると。

 ある一つの単語がふと、蘇った。

 「そうだ、ペンダントは?!」

 思い出したと同時に、金属製の何かが、左手の中に入っているのに気がついた。

 強く握り締めていた拳を緩め、その持っている物を確認してみると。

 それは、僕が探していた。鯉の形をした金属製のペンダントだった。

 「・・・、そうか。僕はあのヨル師匠に勝ってしまったんだ...」

 これがあまりにも非現実的すぎて、どう言葉に表せばいいのか分からない...。

 でも今は、これだけは言える。

 この喜びを心から受け止めるよりも、この猛烈な吐き気を今すぐトイレに行って楽になりたい。

 「うぷ、やばい。くる」

 そのまま全速力でトイレに直行し、全て排出しました。

 

 

 ・ ・ ・ ・ ・

 

 

 あれから、僕はベットの上で数時間だけ睡眠し。ようやく魔力酔いがまあまあ治ったところだ。

 「結構楽になった...。この感覚を感じると。

  転生する前のトラウマが一気にフラッシュバックして。気持ち悪くてなるんだよな...。あれは2度と経験したくない」

 前世の苦い思い出に浸っていると、

 ある異変に気がついた。

 ……あれ。いつもこの時間帯になると、外からヨル師匠の楽しそうな笑い声が聞こえてくるのに。

 なぜか、今日だけ不思議と聞こえてこなかった。

 僕はそれがなにか変だと思った。

 まぁ、ついでに今後のことについて教えてもらいたいと気軽に考え。僕はヨル師匠を探してみることにした。

 「ヨル師匠?」

 「ヨル師匠??」

 「ヨル師匠???」

 「ヨールー師ー匠!!!!」

 ……一通り、ヨル師匠が居そうな場所に行ってみたが。

 そこには、誰1人としていなかった。

 (「本当にどこ行った?。マフマフだって見当たらないし………。あっ、もしかして」)

 僕はあることを考えた。それは、ヨル師匠は自分の部屋で、マフマフと一緒に魔導書でも読んでいるのではないかと推測した。

 確かめるべく、すぐにヨル師匠の寝室へ向かった...。

 

 いつもなら、床を埋め尽くすほど散らばっている魔導書のせいで。

 チークのドアが途中でつっかえるはずなのに、今日はなぜかすんなりと開いた...。

 その理由が寝室の中に入った瞬間、全てを理解した。

 そこには、床に散らばった魔導書なんて一冊もなく。同じようにマフマフも、ヨル師匠の姿もなかった。

 代わりに。机の上には一枚の手紙と、一個の大きなプレゼントが残されていた。

 僕はその手紙の内容を拝見すべく、ふちを雑に破いた。

 

 我が愛する弟子、リヒトへ。

 この手紙を読んでいるということは、たぶん魔力酔いが治ったころだろう。

 私はマフマフと共に、旧メンバーに旅をまた誘われたため、一足先に出ていきます。 まぁ、この時期ぐらいにリヒトは成長するなと、目星がついて荷造りを始めていたので、タイミング的にはまあまあ良かった。

 私に一回勝てたリヒトなら大体の敵が襲ってきても、たぶん大丈夫だと思う。

 毎日文句を一言も言わずに修行したすべてリヒトの成果(努力)です、それと料理スキルも。

 もし、このまま外に出る時。今持っているペンダントを、私が作った結界にかざしながら"カープフェン ファーネ"と唱えたら守りの結界は壊れていきます。

 魔王は25年前に勇者一行に倒されたといえ、外の世界はまだまだ危険な魔物や、危ない人間でいっぱいです。

 ちゃんと、魔歴書と防犯対策の道具は持っていくように。

 あと、そこの箱にある物は。

 すべて、リヒトの旅用品です。 

 どれも私が昔、お世話になったドワーフや町の人に達に作ってもらいました。

 ぜひ、それらを使って今後の旅に役立てください。 それと最後に、リヒトには一つだけ課題を出します。

 まず新たな仲間を作り、その仲間と共にリヒトの目標でも見つけてみて、それを私に飽きるまで聞かせること。以上

 また旅の途中で、会えることを願います。

           

             ヨル=シュリッセルより

 

 手紙を読み終え、隣にあるマジック(プレゼント)ボックスを手にかける。

 中身は、剣や服、装備品、薬といった。

 旅で欠かせない必需品が全て用意してあった。

 「…………これは」

 ボックスの1番下には、一枚の紙が置いてあった...。

 「14歳の誕生日おめでとう!!!」

 ・・・、ふ。最後はちゃんと自分の口で言ってもらいたかったな……。

 でも、僕の誕生日を忘れていてくれなかったんだねヨル師匠。ありがとう。

 その紙を持ったまま、僕はベットの上でもう一眠りした。

 


 ◆ ◆ ◇ ◇ ◇

 

 

 出発日。いつも通りに起きて、顔を洗い、朝ごはんを食べ。支度を始める。

 ヨル師匠から貰った。新しい髪留めで、長い髪をポニーテールで結び、、冒険者用の服に着替え、ドワーフさんが作ってくれた剣を腰にかけた。

 残りの回復草薬(ポーション)やシャンプー、金銭等といった携帯必需品は。

 全て、なんでも入る。マジックバック(有限)に入れ、玄関から出発した。

 

 約1100mぐらい歩いたところで目の前に。闇に包まれ、夜ぐらい暗なった木々と。そこに近づけさせないように青透明色な壁が、肉眼では終わりの端まで見えないほど、そそり立っていた。

 「・・・、ここか」

 僕はそれにペンダントかざし、教えられた通りに詠唱する。

 「"カープフェン ファーネ"」

 すると、透明青色の壁がガラスのようにヒビが全体にはえ。粉々に崩れてしまった。

 そしたら、急に強力な魔素の風圧を感じ、とっさに前に腕をかざし、防いだ。

 「ふうぅぅ!!!」

 それはとても弱い効力だっためか、5秒後には、恒星の光によって効力は失われてしまった。

 「消えたか、、、でもこの先へ進んだら。また魔素で充満しているな...、でも大丈夫。魔物が襲ってきても僕にはこの剣がある」

 一歩を森の中へ踏み出し、暗い前へ進み出そうとした。

 (「………………誰かの視線が感じる、誰だ?。攻撃するような視線ではないのは確かだ...、何か、優しい眼差しで、別れを悲しんでいるような...」)

 なぜか、ものすごく心がモヤモヤしてしまい、、、次の一歩になかなか歩みだすことができなかった。

 ...でも、僕にはこの原因がなんだか分かるような気ががした。

 後ろに振り向き、周りの木々よりきわめだつ大木に向かって大きな声で手を振りながら、僕はこう言う。

 

  「「「行ってきまーーす!!!」」」

 

 …………、当然。返事は何も返ってこず、あたりは沈黙したまんまだった。

 だけど、この行動によって僕のモヤモヤはどこかに消え去ってしまった。

 前に振り向き、そのまま暗い森の中へと、僕は歩みだした...。

 

 …………1時間は経過しただろうか、森の中は迷路のような構造で一瞬迷いはじめたが、所々に隙間から光が漏れ出してくれていたため。

 そこにそって歩き続け、ようやく奥から出口の光が見えてきた。

 僕は無意識のうちに腕を大きく振りながら、走っていた。

 そして、ようやく眩しい外の世界に出ることができた。


 初めてみる世界の景色は、見る限り緑の草原や木々の自然達に囲まれており、奥にはひときわ目立つ大きな山がそびえ立っていた。

 これは、僕が立っている場所が周りより少し高い崖だからかもしれないが、人生史上でこれが最高の景色だった...。

 

 「見たことがない生物、習慣、国」

 「それと、この知らぬ世界(異 世 界)を新たな仲間と共に各地を転々と過ごしてまわってみるという一つの大切な課題」

「ならば、今ここで仮の目標を立てるか...」

「うーん、本当の目標を探しながら異世界で送る生活...」

「・・よし!決めた!!!」

「まず、最初はパーティを結成し」

「その仲間と共に、この世界を巡る異世界放浪旅をしてみるぞ!」

やっぱり見にくいかったんで変更しました。

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