表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私立探偵 田中健一シリーズ  作者: 虫松


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

46/54

サスペンス小説 【仮想親友】友達の友達 ③

この物語は、フィクションです。実際の出来事や人物とは関係ありません。サスペンスな雰囲気を楽しんでいただければ幸いです。

【仮想親友】友達の友達の主要キャラクター


挿絵(By みてみん)


主人公:田中たなか 健一けんいち

年齢:37歳

職業:私立探偵

性格:冷静で洞察力に優れ、論理的思考が得意。しかし、時には情熱的になり、真実を追求するためなら危険も顧みない。

背景:元警察官で、不正を許せない強い正義感を持つ。探偵としての経験を活かし、真実を追求する。


挿絵(By みてみん)


主人公:渡辺 恵理子 (わたなべ えりこ)

職業: ジャーナリスト

年齢: 34歳

性格: 勇敢で、真実を追求する情熱的な性格。スクープに対する嗅覚が鋭い。

背景 大手報道局で働いていたが、表面的な報道に疑問を感じ、独立。真実を暴くためにはリスクを冒すこともいとわない。


挿絵(By みてみん)


名前:西村 結衣にしむらゆい  学校の屋上から飛び降り自殺する。

年齢: 18歳

職業: 高校生

性格: 明るく社交的だが、内面では孤独を感じている

背景: 学校での人間関係に悩み、仮想親友アプリに依存するようになる。


挿絵(By みてみん)


名前: 小林 沙也加こばやしさやか

年齢: 17歳

職業: 高校生

性格: 活発で明るいが、時に思いやりに欠ける

背景:結衣のクラスメートであり、彼女の死について重要な情報を持っている。


挿絵(By みてみん)


名前: 山本達也やまもとたつや

年齢: 22歳

職業: フリーター

性格: 社交的でお調子者、だが根は優しい

背景: 仮想親友アプリで結衣と親しくなり、彼女の死後、何かを隠しているように見える。


挿絵(By みてみん)


名前: 伊藤 いとうこずえ

年齢: 35歳

職業: カウンセラー

性格: 優しく聞き上手、患者思い

背景: 結衣が通っていたカウンセリングセンターのスタッフ。彼女の心の内を知る数少ない人物。


挿絵(By みてみん)


名前: 菊田 一貴きくたかずき 

年齢: 50歳

職業: 警察官

性格: 経験豊富で厳格、しかし公正

背景: 結衣の事件を自殺として処理しようとするが、田中の調査により再考を余儀なくされる。


挿絵(By みてみん)


名前: 富岡 智子とみおかともこ

年齢: 34歳

職業: マーケティングマネージャー

性格: 積極的でコミュニケーション能力が高い

背景: 仮想親友アプリの市場展開を担当。彼女はアプリの成功に大きく貢献したが、長野との間には複雑な関係があった。


挿絵(By みてみん)


名前: 長野 真司ながのしんじ

年齢: 42歳

職業: ITセキュリティコンサルタント

性格: 謎めいた、寡黙

背景: 仮想親友アプリのセキュリティを担当していたが、彼の死後、何者かによってアプリのデータが改ざんされた疑いがある。



挿絵(By みてみん)


【第4章: 渡辺の調査】

渡辺恵理子は、仮想親友アプリの開発者である富岡智子と長野真司に接触することに成功した。彼女の目的は、アプリの背後にある意図とビジネスモデルを明らかにすることだった。


「富岡さん、このアプリを開発するにあたって、どのようなビジョンがありましたか?」


「私たちのビジョンは、ユーザーが孤独を感じることなく、いつでも誰かと繋がれる世界を作ることです。このアプリは、ユーザーに安心感と友情を提供するために作られました。」


「収益モデルについて教えていただけますか?」


「アプリは無料で提供していますが、広告とアプリ内課金によって収益を上げています。ユーザーがアプリを楽しむことで、自然と収益につながる仕組みです。」


「長野さん、アプリのセキュリティ面についてはどのように考えていますか?」


「私たちはユーザーの安全を最優先に考えています。しかし、アプリをどのように使用するかは、ユーザー次第です。私たちは、安全な使用を促すためのガイドラインを提供していますが、個々の行動に責任を持つことはできません。」


「では、ユーザーが不適切な使用をした場合の対策は?」


「不適切な使用が発覚した場合は、アカウントの停止や警告など、適切な措置を講じます。しかし、すべてのユーザーの行動を監視することは不可能です。」


渡辺はこれらのやりとりを通じて、アプリの開発者たちがユーザーの幸福を追求している一方で、個々のユーザーの使用方法には限界があることを理解した。彼女は、この情報をもとに、さらなる調査を進めることを決意する。結衣の事件におけるアプリの役割と、それが彼女の選択にどのように影響を与えたのかを解明するために。渡辺の調査は、事件の真相に一歩近づく重要なステップとなったのだった。



【第5章: 交差する糸】

田中健一と渡辺恵理子は、それぞれが持つ情報のピースを組み合わせ、事件の背後に潜む動機と繋がりを探り始めた。二人は協力して、真実に一歩ずつ近づいていった。


田中は、結衣が通っていたカウンセリングセンターのスタッフである伊藤梢に接触した。彼女は結衣の心の内を知る数少ない人物の一人だった。


「伊藤さん、西村結衣さんが最近抱えていた悩みについて、何かご存知ですか?」


「西村結衣さんは、プレッシャーと孤独感に苦しんでいました。彼女は人と深く繋がることを望んでいたのですが、同時に他人との距離を保つことにも葛藤していたんです。」


「その葛藤の原因は何だったのでしょうか?」


「彼女は、異性との関係に悩んでいました。。それが彼女の心理状態にどのような影響を与えていたか、私にははっきりとは言えませんが…」


一方、渡辺は警察官の菊田一貴に学校内で起きている薬物の捜査について尋ねた。


「菊田さん、学校内で薬物の使用が問題になっていると聞きましたが、具体的にどのような状況なのでしょうか?」


「最近、学生の間で未承認の薬物が流通しているという情報があります。私たちはその情報を基に捜査を進めていますが、まだ具体的な証拠は掴めていません。」


「その薬物とは、マジックマッシュルームXのことですか?」


「その可能性が高いです。しかし、この件については慎重に扱う必要があります。学校の名誉や生徒たちの将来に影響を与えかねないからです。」


田中と渡辺は、これらのやりとりを通じて、結衣の死に至る過程における薬物の影響と、学校内での薬物の流通についての新たな糸を手に入れた。二人はこれらの情報を基に、事件の背後にある真実を解明するために協力を続けることにした。彼らの調査は、結衣の死の背後に隠された秘密を明らかにするための重要な一歩となるのだった。



つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ