『いま逢えるのにいつかは逢えなくなる』
人間は必ず、この世を去る時が来る現実は誰もが知っている。
どんな人生で終わるのかな?
その日が来なければわからない。
すべては突然起きるのだから、構えることも準備もできない。
生まれた時に、人生の時間が決められていればいいのだろうか?
何事も「わからない」ことほど、怖い事はないと考えてしまう。
それが「命の時間」なら尚更ではないか。
今日消えるかもしれない。
明日が来ないかもしれない。
大事な人が、消えてしまったら。
飼っている愛犬に、明日がこなかったら。
そんなことを日常生活で考えることは、ほとんどない。
普通に毎日があるから、目の前にあることだけに囚われてしまう。
いま、自分が大事にしているもの。
人や動物といった、目の前に当たり前としてある命にも、終わりがある。
逢いたくても、逢えなくなる時が必ず来てしまう。
話したくても、触りたくても、それは叶わない。
代わりになるものなど、この世には存在もしない。
だから、自分は生きていることが、当たり前だと思ってはいけない。
目の前の当たり前も同じだ。
優しくなろう。
後悔なんてしたくない。
生きているいま、するべきことをすることが、大切な命の使い方だと思う。
自分もいつかは、目を閉じる時が来てしまう。
みんなに逢えなくなる。
「命の時間」を、どう過ごすかは、自分が決めるしかない。