佐々木凛はつまらない小学生
初めての作品です。優しく見守っていただければ幸いです。
俳優になって、舞台に立って、スクリーンの向こう側に行って、有名になって…
そしたら、少しは生きてる意味が分かるかもしれない。
私「佐々木 凛」は小学生の頃からプライドの塊で、周りの子たちと同じ事をするのが嫌いだった。
学校の昼休みに某スーパーヒーローの真似をしている男子も、ごっこ遊びでやりたいキャラを巡って揉める女子もくだらないと思っていた。
まして、仲良くない(と思っている)女子同士で交換日記をして、つらつらとどうでもいい出来事を並べるとか何がおもしろいの。それで、ページの最後に「次は〇〇さんの番だよ」なんて可愛くデコレーションした文字で書くとか、こんな謎の文化はいつから存在してるのだろう。
と、こんな感じで学校にいても特に面白いことなんてなかった…
やる事がなさすぎて、成績は優秀だったけどね。
だけど、舗装された真っ白な道を行くみたいでつまらなかった。一言で言うなら殺風景…
まぁ、私の小学校生活こんなもの。
あー、もう25歳なのに何で小学生の頃の話をしてるかって?
私が夢を持ったのが小学生の頃だったから…かな
だって、誰でも一度はキラキラした世界に憧れるものでしょ?
それは私もみんなと「同じ」だった。
人よりつまらない時間を消費してる自覚はあったし、余計そのキラキラが眩しかった…
私、キラキラに取り憑かれたのよ。
「俳優」というキラキラした存在に。
とりあえず、ブレンドコーヒーでもサービスするから
私の話、聞いてくれる?
今後ものんびり書いていく予定です。小学生の頃とか懐かしすぎて思い出せない…