表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋は盲目というのは嘘であろう  作者: 金木 一平
1/1

踏切で起こる純愛物語

 昔、誰かが言った「恋は盲目と」自分はそうは思わない、そう思いたくない。


秋も過ぎ冬の寒さが訪れ始める今日この頃、僕は学校の帰り道にある踏切で電車が過ぎるのを待って

いた。ガタンゴトンと音を立てて電車が通っていく、その頃夕日は相変わらず僕の髪の毛をジリジリ

と照らしている。そう、君が現れたのはその時だった長い髪を後ろでまとめたポニーテール姿で僕と同じ学校の制服を着ている。何やら焦っている様子だった。君は僕と同じ列にきて足をバタバタさせている。気づいたら僕は、君の横顔を横目で見ていた。ぱっちりとした目、ふっくらとした唇、何もかもが綺麗で僕は君に見とれてしまった。その時、電車がすべて通り過ぎて踏切が開いた。君は全力で走って対岸に行った。まるで僕から逃げるように。


 あれから数日がたったある日、僕はまたあの踏切の前に差し掛かっていた。また君に会うことができるのだろうかと思うと胸がドキドキする。僕が踏切を渡ろうとした瞬間、踏切が大きな音を出してその両手を閉ざした。僕は立ち止まって電車が通り過ぎるの待つ。その時だった、僕の後ろから君が来た。今度は両耳にイヤホンをしている。何を聞いているのだろうか?僕の知っている曲なのだろうか?そういうことを考えながら待っていると、君は僕に近づいてきて僕にこう言った

 「ハンカチ落としましたよ」

ありがとうございますと言って僕がハンカチを拾うと、続けて君は

 「恋は盲目って言葉知ってる?人はね、恋をすると何も見えなくなっちゃうんだよ。」

と僕に言ってきた。だけど僕はそうは思わない、理由は特にないけど。僕は、

「そうなんですね」

と君に返した。会話を終えた後、電車が通り過ぎて踏切の両手が上がった。君は、足早にその場を去った。




 






初投稿なので大目に見てもらえると嬉しいです。意見や感想などはメッセージとして言ってくれるととても助かります。この物語はこれからも連載していく予定です。拝読ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ