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不幸の中の幸福  作者: みずかがみ
4月7日現在
37/39

最後まで諦めない

5回目の入院

準備も手馴れて

すぐに終わらせた

またも入院か友達出来るかな?

そんなことを考えて

入院手続きを済ませ

いざ入院となると

デイルームで猛者が

テレビを見ていた

3回目の同じ時期に入院だ

もしかしたら悪くなるサイクルが

同じなのかもしれない

しかも今回は3度目の入院の時

一緒だったうつ病の女性もいた


またも初日から友達が2人も出来る

前回と同じロの形をした病棟だ

今回の入院は結構若い患者が多い

何度もお金を貸してくれと言う

ヤンキー風な小僧

自殺願望の女子大生

記憶喪失の女性

幻聴タイプの統合失調症の男性

うつ病の離れ小島から来た男性

そんな遠くから来る程

この病院は有名らしい

まだまだ沢山いる

自殺未遂が多かった


渡り廊下の椅子に

座れなくなるくらい集まっていた

お菓子パーティと言って

夕食後渡り廊下でお菓子を持ち寄り

皆んなで食べていた

それくらいしか楽しみがないのだ


やはり話しを聞くと

皆んな若いのに苦労している

辛いのは私だけじゃない


3回も同じ入院となると

猛者と仲良くなっていた

他の人よりも気を使わなくていい

一緒にいる時間が多かった

一緒に初詣も行った


今回の入院も2ヶ月だ

猛者も同じく2ヶ月で

退院予定だった


特に大きなトラブルもなく

退院となるのだが

一つ大きなニュースがあった

うつ病の女性と猛者が

結婚を前提に付き合い始めた

私はこの8年近くで

友達と言える人は居なくなっていた

唯一猛者が友達と言える

心から祝福をする


2ヶ月はあっという間に終わった

退院してまた訪問看護と専門リハの

二本柱でなんとか生活リズムを保つ様に

心に決めて退院をする



そして現在2018年1月18日

退院から1年間が過ぎるが

なんとか生活リズムを保って

入院まではいかない感じだ

専門リハには例の如く行けてない



題名にもなっている

不幸の中の幸福

この題名にしたのは

初心に帰るためである

暖かい布団で眠れる幸せ

贅沢は出来ないが食べる事に困らない

訪問看護でわざわざ看護師が

家まで来てくれている

全てが有り難い事だ

落ちるところまで落ちた

後は這い上がるだけだ

私の未来は明るい希望がある

2018年の目標は作業所に通うこと

1年間作業所に通えたら

一般就労に着く

小さな目標だが心の支えになる

小さな幸せだが私は満足している


冒頭に書いた

幸せと感じるのは人それぞれ

私は小さな幸せを掻き集めて満足している

最後まで読んでいただき

ありがとうございます

無駄に長い駄文で

申し訳ありません


良かったら感想やレビュー等

書いていただけると

嬉しいです

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