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不幸の中の幸福  作者: みずかがみ
4月7日現在
34/39

3度目

2度目の退院をして

前回と同じく1ヶ月で

生活リズムが崩れだした

フラッシュバックがあり

過去の嫌な思い出が出てきてしまい

夜がなかなか眠れないのだった

具体的な説明すると

昔の母の再婚相手が出て来て

殴られる蹴られる思い出を

鮮明に覚えていたので

その時にタイムスリップしたかの様に

思い出してしまうのだ

睡眠導入剤は限界まで出ている

そんなことで夜の不眠が続いて

昼間に眠気のピークが来て眠る

こんな生活リズムだった


生活リズムが崩れると

不安が襲ってくる

また妄想が私を襲う

人が怖く人の視線が気になる

誰かに狙われている感じがする

頭の中で色々考えてしまう


2ヶ月過ぎる

妄想が悪化する

既に入院したかったのだが

まだ2ヶ月では再入院は出来ない

主治医に話すと薬が増えた

副作用が強い薬なので

副作用止めを服薬するという

薬漬けの日々が続いている


そして3ヶ月が過ぎる

この頃には通い慣れた筈の

昔働いていたコンビニの

少し先にあるこの病院まで

行く事が必死な距離だった

主治医の診察を受けて

3回目の入院が決まった

入院して退院してを

3ヶ月毎に繰り返している

これからこんな人生を送るのか?

入院は安心出来るので

嫌ではなかったが

閉鎖病棟には自由が制限される

何もない私から自由を取ると

一体私には何が残るのか?

そんなことも考えた


3回目ともなると

入院の準備は慣れていた

これは大丈夫これは預かりとなる

そんな感じで分別出来る様になっていた


この3回目の入院が

私の人生を変えることになる

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