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不幸の中の幸福  作者: みずかがみ
4月7日現在
3/39

低学年から高学年へ

私も小学校高学年に上がり

3つ年上の姉は中学生へ

母の仕事は変わらず

そこそこ幸せな生活をしていた


何故かこの頃の私は、男友達より女友達が多く

遊びも縄跳びやゴム飛びなど

女子に紛れて遊んでいた

ちなみに今も女性の知り合いが多いが

恋愛には発展しない

ダメダメな交友関係だ


特筆する様な

素行不良でもなく

勉強が出来る訳でもなく

運動もそこそこで

普通の小学生だった


たまに別れた父と会って

食事をする様になってきた

やはりパチンコ依存を除けば

いい父で母も愛していたのだと思う


母に躾けでビンタされたけど

父は一切手を上げなかった

きちんと子供に話して

理解させる様な怒り方だった

今考えるとそこは評価出来る人間でした


しばらくは父との食事会は続きますが

だんだんと頻度は少なくなり

一年も経たず食事会は消えてしまった

好きな父と会えなくて

寂しかった記憶がある


その当時の父の仕事は

アダルトビデオをレンタルビデオ店に持ち込み

販売すると言う当時の私には内緒の

仕事だったらしい

もちろん裏のビデオである(笑)


そんな仕事だから

母が会わせなくなったのかもしれません

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