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不幸の中の幸福  作者: みずかがみ
4月7日現在
19/39

夜勤

コンビニで働き始めた

夜勤の人間が居なかった

居なかったと表現しても

何人か不足しているくらいに

想像されると思うが

1人も居なかったのである


コンビニの深夜は

防犯の為に最低2人で働くのが

マニュアルだったが

人手不足で私は1人だった

1人でコンビニの深夜は大変だ

パンは届くし弁当や雑誌も届く

日用品も深夜に届く

全てのバーコードを読み取り

個数があっているか確認をする

その最中も遠慮なく客はレジに来る

目の回るほどの忙しさだ


夜10時から朝7時で週7日の勤務

休みなどない

しかしそんな勤務を

知ってか時給は1.5倍であった

一か月休まず働けば

パチンコ屋の給料よりも高かった

借金もある給料は高くて

私はコンビニの仕事を

いくらキツくても辞められなかった


そんな勤務が一年も経つ

だんだんと仕事も慣れ

1人夜勤も慣れてきた

この頃入ってきた

5歳年上のクミさんに恋をする

どうやら私は年上と縁があるみたいだ


姉は早々に退職して

私が昔寝泊まりしていた

公園の近くの家に住みはじめ

ゆっくりと疎遠になっていた


恋をしたが昔みたいに

好きだとは伝えなかった

心にそっとしまって

交代のときに会うのだけが

楽しみな毎日だった

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