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不幸の中の幸福  作者: みずかがみ
4月7日現在
16/39

新天地

私は新しいパチンコ屋で働き始める

右も左もわからない新天地である

期待と不安に満ちた出発だった


新しくても慣れたパチンコ屋

仕事内容はさほど変わらない

仕事に慣れて、友達も出来るまで

1ヶ月もかからなかった


仕事にも慣れ住む寮にも慣れ

少し年齢層は高いが

友達にも恵まれている

しかし何かが足りない

満足感がない達成感がない

何故なのか未だに分からない

虚無感が私を覆う


4カ月過ぎただろうか?

半年過ぎただろうか?記憶にないが

そんな中私は突然班長に抜擢される

元々1つ班長枠が空いていて

人員不足だったのだ

従業員は居るのだが

遊戯台の修理や知識が乏しくて

適任な人材が居なかったみたいである


私よりも年上の人達を差し置いて

班長になるなど少し戸惑ったし

白い目で見られそうで

私はそこが一番心配だった

しかし現実は違った

周囲の人々は自分のことの様に

喜んでくれている

真面目に働き

遊戯台の修理をする私を

一目置いてくれていたみたいである


周囲にも認められ

私はまた新しい店で班長として

働き始める


年上だが仕事を修理を聞いてくる

私は快く全てを教える

集金もするし遊戯台の設定変更もする

私は真面目に働いた


従業員も上司も認めてくれている様だった

全てはお世話になった前の店長に

教え込まれた事である

どこに行っても通用するくらい

しっかりと仕事を教えてくれていた

私は改めて前の店長に感謝をする


そんな新天地の生活も新しい班長の仕事も

どれほどたっただろうか

今度はまた空席だった主任にならないか?

と新しい店長から打診があった

しかし私は躊躇っていた

理由は班長以上の役職になると

寮を出ないといけないとの

決まりがあったからである


私は保証人など居ない

部屋を借りるのに保証人が必要なのは

当時の私でも分かっていた

ここでも戸籍上1人の壁にぶつかる

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