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百合園の誓い  作者: 川島
第二章ー百合園の舞踏会Ⅱー
35/96

8

 エルは彼女を警戒し、次の攻撃に備えた。


(どんな魔法を使ったのか知らないけど、次は避ける間もなく、殺す)


 エルが攻撃に備えた途端、いきなり彼女は背を向けて、その場を離脱する。


「っ!!?」


 咄嗟の事に、エルは反応が遅れる。

 が、直ぐに彼女を追い掛ける。


「逃さない」


 エルは大気を巻き込み、雲を割り、逃げる彼女を追う。


(はやっ!?)


 先に逃げたはずの白衣の女性を視界に捉えた。


「」


 瞬間、いつの間にか女性の眼前までエルは移動していた。


(これは、瞬間移動ーー!?)


 突然、目の前に現れたエル。そして、その手の中には純白の光子が煌めいていた。


「じゃあ、消えて」


 エルは光子を放つ。それは力強い光線を描き、雲を切り裂いた。

 が、それにも手応えはない。


「これも避けられた、か」


 すると、エルの後方に再び彼女の気配が現れ、それは遠く離れていく。

 

「だから」


 再び、エルは逃げる彼女を追い掛けた。

 

「逃さないと」


 エルは千里眼を使い、彼女の居場所を確かめる。


「言ってる」


 そして、またもや逃げる彼女の眼前にエルは現れた。

 それは瞬間移動だ。

 瞬間移動は極めて高難易度の魔法である。

 それを使用するには、移動したい空間を認識する必要がある。

 つまり、移動できるのは見える範囲だけだけ。

 だから千里眼で彼女の事を見たのである。


「ううん」


 しかし、それすらも彼女は読んでいたのか。

 エルの瞬間移動の直後に、彼女は別の場所に移動していた。


「まだ逃げるよ」


 そして、捕まれば殺される死の追いかけっこはまだまだ続いていくのだった。

 





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