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酒場での会話


騒がしい中、静かに酒を飲んでいる時にスフィニャが尋ねる。


「そういえば成果はどうだったにゃ?」

「成果?」

「そうにゃ」


スフィニャがニーニャに説明をする様子を見ながら口にチーズを入れる。


「なるほどね。でも、私達は図書館の中に入れないから成果も何もないでしょ?」

「それがな、いい奴がいてな」


さきほどあったことの話とメロウの話をする。


「そんな神官もいるんにゃね」

「正直、信じられないわ……ホントに大丈夫?騙されてない?」

「俺みたいな冒険者を騙して何になるんだよ」

「シンは人間にゃからね」

「私達、獣人からしたら教団は正直好きになれないわ」

「にゃね」


迫害されてることもあり、やはり教団にいいイメージは持ってないらしい。


「それに、教団じゃなくても、あまり人は信用できないにゃ。まぁ、シンみたいなのは安心だけどにゃ」

「それはそうね」

「いい意味だよな、それは。まぁ、どっちにしろ俺を騙してもメリットがないだろ」

「確かににゃ、シンみたいな見るからにお金のなさそうな冒険者を騙そうとする神官なんていないにゃね」

「酒、支払いそっち持ちな」

「にゃっ!!」


悲鳴を上げるスフィニャを一瞥し、話を戻す。


「まぁ、そんな訳で大図書館に入れた訳よ。まぁ、成果はなかったけどな」

「禁書棚にダークエルフの種族について書かれた本があるかもしれないってのも変な話しじゃない?」

「確かににゃ、知ってる貸し本屋にもあたってみたけど、誰も持ってなかったしにゃ」

「それは、俺も思った。ハイエルフについて書かれた本はあったんだよ」

「なのにダークエルフはなかったのかにゃ?」

「ああ」

「……おかしくない?」


ニーニャの一言で全員が二人は頷く。


「むむ、謎が多すぎるにゃ」

「そうよね」

「……そういえば最近、神魔討伐隊が動いてんだっけ?」

「最近ていうか、大分前からにゃね」

「確か……シンがイリアちゃんを連れてくる少し前ぐらいじゃなかったかしら?」


その言葉にスフィニャが思い出すかのように顎に肉球をあて、天井を見上げる。

それを見ながら二本目のボトルを開ける二人。


「確かそれぐらいだったはずにゃね」

「もしかしてイリアに関係あったりしてな」


そう言って笑ったが一抹の不安が胸をよぎる。

教団はダークエルフを嫌ってるのは事実だありえないことじゃない。


「けど、神魔討伐隊が動くかにゃ?ダークエルフ一人に」

「それもそうね……案外、私達も討伐対象に入ってたりして」

「わりかし冗談にならないのが怖いな」


横目で楽しそうに動き回るイリアを見る。


「まぁ、暗い話はよしとするにゃ。まだ、しっかりと情報も集まってないしにゃ、心配しすぎるのもよくないにゃ」

「まぁ……」

「それもそうね」


その後は迷宮の話やスフィニャの料理がいかに不味いかで盛り上がり、夜は更けていった。





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