第三話 兎は逃げる
誤字脱字等あればお願いします。
おぉっ!ダメもとでやってみたら成功しちゃった。
しかも、使い方まで合ってるなんて・・・俺って天才?
しかし、ただ魔力に「歪め」と念じただけであんな複雑な術式が、簡単に乱れたなんてなぁ
実感が全然ねぇのが逆に奇妙すぎる。
「くそっ!何処にいる!」
おっと、今は考えている時間じゃないな。早くここから離れないと殺されちまう。
(視界よ「歪め」)
「なっ、なんだ・・急に視界がぼやけて・・・」
やっぱり成功し「どうしたアニキ!」てないな・・・
やはり、何らかのデメリットがあるようだな。まっ、考えるのはここから逃げてからだけどな。
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Side アレン(悪徳冒険者)
なんだあの魔生物は・・・くっ!
何処からどう見ても、ただの“角兎”じゃないか!
ただの兎に手こずっていたのか、俺は!
「弟よ、オレはギルドに戻る(・・・)事にする」
あんな兎も殺せないなら、表に戻ってまた一から鍛練しなければな・・
「勿論、お前も一緒に来なくていい。そこまでしてオレに付いて来なくてもい・・・どうした?」
ずっとオレを見たまま硬直してやがる。
オレの勝手な言動に呆れているんだろうか・・・
「っ!アニキ、後ろ!」
いた。そこには、この世の全てを食いちぎらんばかりの大きな口を持った「肉塊」
“貪欲なる死の王”(デスロード)が。
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Side???
「なにっ!大臣が帝国側にあの結晶の情報を漏らしたじゃと!?」
「はい。確かにこの耳で聞きました。マキシム大臣は「黒」です」
なんと言う事じゃ・・・アレ(・・・)が他国に渡れば、間違いなく帝国が攻めてきおる。
「大臣から聞けるだけの情報を漏らさしておけ」
「御意」
なんたってアレは、歴代の勇者たちの力の欠片じゃからな・・・
今回はLvについて
・能力Lvの最高(人類で)はLv.7
・能力のLvが高いほどその事に秀ている。
・能力にLvがない場合、その能力は「ユニーク」の扱いになる。
ちなみにうさぴょんこと真弘君の能力は全てユニークです。(今後も増えていきます。)