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第閑話 少女は語る Sideキロミア

・元気になりました!吐いてスッキリ!

・投稿遅れてすいません!

・キロミアサイドのお話です。

 突然だが、私には好きな人がいた。

 

 その人はとても強く、優しく、面白く、・・・良いところを上げるとキリがない位すごい人だ。

 

 その人とは子供のころによく遊んで貰った。私が覚えている中でも一番的確に覚えているのは、9歳頃の時だ。

 

 それ以前からもずっと来てくれていたようだけど、2年ほど前から連絡が取れなくなったようで、全く会っていない。なので当時は初対面だと思い、お父さんが連れてきたから怖くてゴツイ人なのかな・・・とか思ったりしていた。

 が、会ってみるとそんな思いを直ぐに壊れた。もう、粉微塵になるくらいまで壊れた。実際はもっと早くから遊んで貰っていたようだが・・・(←そこで黒歴史が生まれてしまい、父から教えて貰ったときは恥ずかしくて死にそうでした。

 

 外見はとても、というか美しい位に整っていた。黄金と言っても良いくらいの美しい髪を後ろで縛り、燃える様な紅色の目と対象に落ち着いた蒼い目。背は175位で、穏やかな雰囲気をしていた。当時思った事をそのまま説明してるから伝わりにくいかもしれないけど、兎に角驚いた。

 

 え、なにこの人?まず、あれは人なのか?

 

 本気でそう思っていた。しかし、何回も言うがこの人は私と面識がある。なので親しげに話しかけられ、正直『誰この人!?て言うか人なの!?』なんて思ったりして、取り合えず頭が混乱してた。今思い出してもあの人(?)本当に普人じゃないだろっ!絶対に神様の遣いとかだって!!

 

 ・・・少々恥ずかしいことを口走ってしまったけど気にしないでくれると有難い。

 

 まぁ、そんな自称普人さんとも喋ってるうちに仲良くなって自分の昔の事とか私の小さいときの話を聞いたりしてた。なんか嘘っぽいのもあったけど『俺は嘘はつかん!』と断言してたので一応信じてあげた。

 それと、どうやら私が赤ん坊のとき滅多な事では泣かなかったらしい。両親は心配していたようだけど、自称普人さんは『泣かないなんて偉い!』とか一人だけずれた思考を持っていたとか。

 

 閑話休題

 

 そして、一ヶ月に一度は必ず遊びに来てくれるようになり、その日は楽しくて楽しくて仕方がなかった。

 

 しかし、ある日。

 

「あいつはどこだっっ!!」

 

 父が今までに見たことないくらいの怒りを露にしてあの人を探しに家を飛び出して行った。

 

 何かあったのだろうか・・・

 私はあの人が大好きだった。あの時は出会ってまだ1年しか経っていないがあの人の全てに惚れていた。ガキが何言ってんだ、なんて馬鹿にされてもいい。そこまで彼を好いていた。

 だから、だ。

 もし彼に何かあったら、もし一生会えなくなったら、当時の私は立ち直れる気がしなかった。

 

 案の定、当たったようだ。

 やはり彼に何かあったようだ。帰ってきたお父さんの様子を見て分かる。彼は私達家族にこう伝言を残していた。

 

『俺は不死身だ。』と。

 

 私達はその言葉を信じた。

 何の根拠もある分けではない。しかし彼なら生きて帰ってくる、そう思っていたからいや、思いたかった。心の何処かでは彼ともう会えなくなるのでは・・・という考えもあった。

 でも無力な私は無事を願うことしか出来なかった。

 

 そして、彼は亡き人となった。

 

 最初聞いたときはキツイ冗談だと思った。きっと何処かに隠れて私達を驚かそうとしている、そう思っていた。

 

「あいつはッ!この国の為にッ!世界の為にッ!!勇敢に魔の者と戦いッ!立派な最期を迎えたッッ!!」

 

 うそ、でしょ・・・?

 

 私達は泣いた。涙が枯れるくらい泣いた。

 

「嘘はつかないんじゃなかったの・・・ねぇ・・・マヒロ兄・・・」

 

 もう一度、一度だけでいいから、あなたの昔話をきかせて・・・

 

 

「はっ!」

 

 おっと、寝てたようっスね・・・

 しかし、懐かしい夢を見たっス。マヒロさん、か・・・

 

 私の初恋の相手であり、今なお私の記憶に刻まれている。私はマヒロ兄を殺した魔王を恨んでいる。カムロさんがマヒロさんの攻撃で弱った魔王に封印を施したので敵討ちはできない。しかし、魔人がまた増えているらしくもしかして封印が解けかけているのではと思い、力を付けるため今、私は新しく召喚された勇者キイチ様と一緒に修行をしている。勿論師匠はお父さんだ。

 

 力を付け、魔王を倒せれば私は満足だ。なにせ私の大切な(・・・・・)マヒロ兄を奪ったからな・・・

 

 -----------------------

 

 今日初めて外で戦う許可をえてキイチ様と一緒に近くの森に行きましたっス。なんか凄い森らしいっスけど最初は“角兎”位しか出てこないらしいっスよ。で、その肝心の“角兎”を見つけた訳ですが、何かおかしいんスよ。勿論見た目も普通の“角兎”とは違う本当の純白色をしていて毛並みも一級でモフりたい・・・はっ、私は何を考えているんスか!相手は魔獸っスよ!

 と、取り合えずステータスが意味不明で阻害魔術が掛かっていたんスよ。

 

 かわいそうだし(←オイ)キイチ様に頼んだら【治癒】してくれたっス!キイチさんはたまに言ってて恥ずかしくないの?って事をたまに言いますけど基本的いい人ですからやってくれると思ったっス。

 

 まぁ取り合えず、そこまでは良かったんスよ。

 なんとその“角兎”、女の人になったんスよ!髪が凄く長くて顔が全く見えないけどかなりの美人さんとみたっス!て言うか上半身裸じゃないですか!!うわっキイチ様ガン見っス。キモチワ・・・わ、私以外の人の肌をジロジロ見ないで!嫉妬で気が狂いそうだワ(棒)

 

 ん?この人何処かで・・・

 

 バタッ

 

 き、急に倒れたっスよ!?まさか風邪とかじゃないっスよね!?

 そんなの治せる人此処には居ませんっスよ!!

 

 仕方ない、お父さんに頼んで家で看病してあげるっス・・

 

 しかし、あの雰囲気何処かで・・・

 

 そんなことを思いながら思っていたよりいい匂いの香る女の人に服をきさせてやり、屋敷に帰るのであった。

結構ぼぉーとして書いていたせいか誤字脱字が多いかも・・・

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