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第十八話 元勇者は挑発する

二話目投稿!

と同時にこれで終了!

さ、三話は無理でした・・・

 あぁ、やっと起きれた。

 

 あのあと、神様に本気で謝ってきてちょっと焦った。しかも泣きそうな声だったのでコレはヤバイと思い無理矢理謝るのを止めた。向こうは冗談で言ったのに俺が変に受け取ってしまったからあんな事になったしな・・・ありゃ俺が悪い。次会ったら謝ろう。大切な親友だしな・・・

 

 今気付いたが、此処は何処だ?

 目の前にはそこそこ大きな机と椅子が置いてあり、その奥には豪華ではないがシンプルで良いデザインのクローゼットがある。窓から外を見ると見渡す限りの木。どうやら森の中のようだ。もう一度机を見るとマグカップが置いてある。中身はまだ冷えてなさそうだな・・・

 

 そして現在俺はベットの上にいる。フカフカで気持ちがいい。

 見たところさっきまで誰かがいた様な痕跡があるので、この部屋のサイズからすると誰かの家の部屋か小屋に居るようだ。

 

 え?なんでそんなとこに運ばれてんの俺?

 確か俺は倒れる前にあの憎たらしいハーレムパーティ(仮)の勇者と出会って・・・

 

「あっ!おきたっスか?」

 

 ガチャリ、と音がした方を見ると勇者と一緒にいた巨にゅ・・・少女が部屋に入ってきた。

 

「え、あ、はい・・」(男と喋るのも無理なのに女の子といきなり喋れって・・・これなんて鬼畜ゲー?)

 

「具合は大丈夫ッスか?今からお茶もって来るんで待っててっス!」

 

「い、いえお、お構い無く・・・」

 

 地球に居たときの近所の子供達を思い出させるような元気の良さだな・・・

 あ、勿論近所の子供となんて遊んだ事ないって言うか喋ったこともないよ!!

 自虐ネタ自分で言って悲しくなってきた。だが止めはしない!それがうさぴょ・・んじゃなかったな、今の姿は。

 

「あっ、自己紹介忘れてたっス。私の名前はミア=マカトニーって言うっス。よろしく!」

 

「は、はい、俺はマヒ・・って!今マカトニーって言った!?」

 

「うぉっ!急に大きい声出すからビックリしたッスよ!で、言いましたけどなにか?」

 

「あ、す、すいません・・・リレイド=イヴァン=マカトニー、し、知ってますか?」

 

「!!・・・・何処でそれを?」

 

 心当たりがあるようだな。確かあの野郎はメイドの女と結婚してたはず。今の時代が何時かは知らんが、なんとなく察した。確か名前は・・・思い出した!やっぱりコイツは・・・

 

「分かったぞ!お前リレイドの糞野郎の娘だな!キロミア=イヴァン=マカトニ!いゃぁ、大きくなったなぁ!ほら、俺だよ!リレイドと一緒に冒険してた!小さい時一回だけ近くの海まで連れてったんだが覚えてるか?」

 

 いゃぁー大きくなった!ついこの間まで俺の胸までも身長無かったのにもう抜かされたか。時が経つのって早い、つくづくそうおもうなぁ。

 

「え・・・なんで知ってるんですか?それはマヒロ兄と約束して誰にも言ってないはずなのに・・」

 

「今はこんな醜い格好してるけどそのマヒロ兄ってのは俺だ。・・・気持ち悪がらないでくれ、お前に嫌われたらショック過ぎて死ねる。」

 

「えぇぇぇぇ!!!!!」

 

 そりゃ、あんな慕ってた人が、こんな醜い姿をしていたら驚くな。あぁ、本当に死にたい。この格好は親しいヤツには絶対に見せたくなかった・・・

 

「じ、じゃあ私が初めて喋った言葉は!?」

 

「マヒロ兄大好き。・・・言われた時嬉しかったけどリレイドにボコボコにされたなぁ・・・」

 

「いやぁぁぁ!!!!私の黒歴史を知ってるっっ!!じ、じゃあ『巨乳こそ』?」

 

「『巨乳こそ心理!巨乳こそ至高!貧乳はまぁ・・頑張ってるしいいんじゃない?』ぶっ!こ、こりゃ懐かしいのを持ってきたなぁ!キロが『マヒロ兄の好きなモノってなに?』って聞いてきたときの回答だな。」

 

 あの時は本当にに崇拝してたな。しかし崇拝し過ぎてたせい『偽乳でもいいかな・・・』なんて思ってしまった事があった。あの頃の俺はなんて馬鹿だったんだろう・・・

 

「その言葉を知ってるの・・?てことは、ほ、本当に?生きてる?」

 

「あぁ、言ったろ俺は不死身だって。」

 

 そういえば、リレイドは最後の戦いには連れてこなかったな。確か『お前には家族がいるからくんな』的な事言ってもくるから当時の俺の足止め魔術セットで追い返したと思う。

 その時はアイツ必死になって俺の足止め魔術を解こうとしてたな。滑稽だったわ(笑)

 

「マ、マヒロ兄ぃ・・・会いたかったぁぁぁぁ!!」

 

「うぉっ!飛び付くなよ。」

 

「うぁぁぁぁぁんマヒロ、兄ぃがっ!生きてるぅぅぅ!!」

 

「おい、落ち着け」

 

 今現在キロが俺の抱きついて泣いている。

 うっは、何コレまぢかわゆす。

 

「おい!うるさいぞキロミア!キイチと母さんが今寝てるんだぞ!静かにし・・・ろ?」

 

「うぇぇぇぇん!!!!」

 

「よぉ、糞リレイド」

 

 やべっ現状をお父さんに見られちまった。が、おれも今リレイドに用があるから手間が省けた。

 

「貴様、キロミアとキイチが連れてきた病人か・・・まさか、魔人?キロリアを離せ!」

 

「いや、お前よく見ろよっ!確実に俺、キロに触れてもいないぞ!」

 

「おどうざんはっ!だばっででっ!!」(お父さんは黙ってて!!)

 

「キロミアお前は何を言ってるんだ!・・さては貴様、キロミアに禁術を使ったな!?」

 

「さぁな。ま、戦ったら分かるんじゃないの?英雄様だかなんだか知らないけど。」

 

「貴様ァァ!!良いだろう!バラバラに切り刻んでやるッッ!!」

 

 コイツは沸点が低い事は知ってたけどここまで酷いとは・・・年とって丸くなってるかなって思ったのに、全く成長しないなコイツ。

 

 まぁ、奴も乗り気と言う訳だし、フルボッコだドン!

 

「来いよ、どれだけ強くなったか見てやる!【生じる歪み】対象は目の前の空間。」

 

 アイツは確か初撃に大技を放って、傷付いた相手をいじわじわと攻撃してきたな。いゃぁー性格でてるわ。

 

「【神拳】!!ハァァァァァ!!」

 

 アイツの武器は拳。さらに【気】を体得していてその拳から繰り出されるパンチはダイヤモンドの五倍は硬いと言われる“城壁亀(タワータートル)”を意図も容易く砕く。更に体内の【気】を全て拳に集めて繰り出す【神拳】は化け物パンチが更に強く速度も上がり最強と言っても過言ではない技を持っている。

 だったっけ?確かこんな事を昔酒場で言ってた奴がいた。かなりのリレイド厨・・・おっと失礼、リレイドファンだったから、かなり気持ち悪くて覚えている。

 

 まぁ、そんな凄いパンチ一発でも当たったら死ぬだろうな~

 

「貴様ァァァ!何故動かん!死にたいのか!?」

 

「ん?ああ、死にたいよ。こんな姿で産まれてきてごめんなさいママァ~」

 

「~~~ッ!!!良いだろう殺してやるッ!!!【神けn」

 

 ま、当たれば(・・・・)だけどな

 

「うわぁー自分で亜空間の中入んの初めてだぁーよっこいしょ。」

 

「ッ!!なんだこの空間!?いつ飛ばされた!?」

 

 いや、自分から入っていったよ。俺の足止め魔術セットくらってた時と同じ位のなかなかの滑稽さだったぜ(笑)

 さて、場所も移した事だしリレイドの【神拳】タイム終ー了ー!ここからは誰もが楽しめる・・・

 

「お【華】遊びのじっかんっだよー!」

 

 さぁ見せてもらうぜ。神様でも扱いこなせない能力の力をな!

【リレイド=イヴァン=マカトニー】

イケメン、短気、たまに見せる『俺、一匹狼だぜ格好良いだろ』って感じが凄くウザイ。あと短気でガミガミうるさい。そして短気。

「短気は損気だゾッ☆」って言っただけでマジギレするくらい短気。(by匿名希望の兎

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