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第十四話 神様は怯える

今回はオンリー夢の中です。


 あれ?何この部屋。

 

 真っ白の部屋の中に、シンプルなデザインの机と椅子がある。マジで此処って何処なんだ?

 もしかして、誘拐・・するわけないよなぁ。俺みたいな気持ち悪い奴誘拐してなんの特になるんだ。絶対有り得ないな。

 

「えっと、お取り込み中悪いけどキミに伝えたい事が有るんだ。いいかな?」

 

「ッ!神様か!?」

 

 なんとそこには、最高に糞な駄神(笑)が、いつの間にか椅子に腰掛けていた。相変わらず光が人の形になっているだけの姿で、ものすっごく眩しい。て言うか鬱陶しい。

 

「せっかく夢のなかにお邪魔したのに、そんな罵倒されたら神様でも泣いちゃうよ?」

 

 あ、そう言えばこいつ心を読めるんだったな。テッキリワスレテタヨー!

 

「ねぇ、それ分かってやってたよね!?」

 

「黙れ駄神!貴様に喋る価値無し!!」

 

「ヒ、ヒドイな・・」

 

 お前がどう思ったなんて知ったこっちゃないわ!俺はお前のテキトーな感じの待遇に腹立ててるからな!そこ気付け馬鹿!

 

「す、すいません・・・」

 

 まぁ、分かったならいいがな。二度とすんなよ。

 

「で、伝えたい事ってなんだ?」

 

「やっと話せるね・・・えっと、まず正直僕はキミのコミュ障を舐めていた。正真正銘キミは本当のコミュ障だね。」

 

 うっ・・こうも正面からズバッと言われると傷つくな・・・

 

「で、補正を与えてあげようとしたら・・・」

 

「したら?」

 

「間違えて、神界で有名な学者様たちも『なにこれ意味わからん』って言ってたぐらいよく分かんない力を与えたてか、押し付けたのだよ!」

 

「【生じる歪み】対象は駄神の存在。」

 

 神様も歪める事がデキルカナー?

 ものは試しだし、実行しちゃた!てへっ

 

「ちょっ!その能力ってキミが思ってるよりイレギュラーだから!!神様とか余裕で歪められちゃうから!」

 

「今のが遺言だな。ちゃんと記憶したぜっ!」

 

 良いこと聞いたな。

 只でさえ【生じる歪み】ってよく分かんないからちょっとした情報でも有難い。駄神も最期位は役に立つな。

 

「ちょっとまって!その能力がキミにとって重要な物なんだっ!!」

 

「・・・なに?」

 

「断言できる。キミはこれから必ずその能力を使わないといけない場面に出くわす。仮に此処で僕を殺したらキミはその能力について何も知れない。その能力って言うのは何より情報が大切なんだ。能力を使う資格を持っていたとしても、すべてを知らなければ一切使えない特殊すぎるものだ。」

 

「・・殺すのは冗談だ。そんな本気にならないでくれ。」

 

「お、やっと分かってくれたね。でも本気になるくらい【生じる歪み】っていうのは危ない。なんせ何百人の一生分の怒り、悲しみを元にして作ったチートだからね。自分でも操れるかどうか分からないよ。」

 

 自分でも操れるか分からない、か。じゃあ何で俺は操れるでしょうね?

 

「別に君を馬鹿にしたつもりは無い。ほし不快に思ったなら謝罪する。すまない。」

 

「神様、頭を上げてくれ。俺もついつい嫌味をいってしまった。すまん。」

 

「本当にすまない。詫びとしてなんだけど、キミにプレゼントをしておくよ。目が覚めたらステータスを確認してくれ。」

 

「お、おう。すまんな。」

 

 なんか神が真面目だと調子狂うな・・・何時もはちゃらけた感じなのにこうも変わるもんか・・・

 

「キミ、今失礼な事を考えてるでしょ?」

 

「いいじゃんか。今俺の中で神様の株が急上昇中だぜ。」

 

「えっ!本当に?それは嬉しい事だ。何かとキミは僕の評価が低いからねっ!」

 

 俺が事あるごと神様を罵倒してたのも筒抜けってことか。これからは言うタイミングを気を付けないとな。

 

「結局言うことには代わりないんだねっ!?」

 

「ふふっ、すまん嘘だ。」

 

「っ!!・・・急に笑うのは卑怯だと思うよ」(ボソッ

 

「どうした?具合でも悪いか?」

 

「いや、何でもないよ。で、本題に戻るけどその不思議な能力、実際僕は見てみたんだけど、とても人が持つべきものではなかった。」

 

「能力の名前は【(はな)】対象に花を咲かせるんだ。それも多種多様のね。」

 

 

「は?」

NEWチートは【華】どんな能力かはお楽しみで!

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