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第八話 兎は立てる

今回は短いです。

ごちそうさまでした。


ふぅ、満腹満腹!

まさかあんなグロ豚が美味しいなんて思いもしなかったな。また居たら、罠仕掛けていっぱい肉を食べよう。

しかし、肉を焼く兎ってなかなかシュールだな・・・普人とかに見られたら即効見せ物小屋行きだな。


・・・俺、今もしかしてフラグ立てた?

そんなことを思いつつ、あるわけないと自身に言い聞かせ家に帰る事にした。

道中、近くに何かの気配がした。


(おっ、あれは確か・・・)


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

【ステータス】

【魔階級】害獸

【種族】魔鶏

【能力】特殊音波(コケコッコー)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

そうだ、鶏だ!

ここには鶏も居るのか・・・食べてみたいが、もう充分食べたし今日は捕まえないでおこう。どんな味か楽しみだ。

しかし、家の付近をうろちょろしているのが邪魔だ。戦いたく無いし【歪み】使って追い払おう。


(視界よ、【歪め】)


「コケッ!?」


俺より大きいし絶対かかったな。よし、これでこっそり家に入れば安し「コケッ!!」

瞬間、鶏が突進してきた!

危なっ!もうちょっとで当たるとこだった!

しかし、何故【歪み】が効かないのかがわからん。俺より鶏のほうがデカイのに・・・ま、帰ってから考えよ。


「コケェ!」


今度の突進を右に避け、鶏の頭に兎自慢の蹴りを喰らわしてやった。


メキメキっと音がし、あれ?俺の骨折れた?と一瞬思ったが、すぐにそれが鶏の頭から聞こえて(・・・・)いる音だとわかった。


「コ・・ケッ・・・・」(バタッ


えぇぇぇ・・・

軽く頭蹴っただけで折れるって、え、なに?プラスチック?

無事無傷で倒したけど、なんか釈然としないなぁ・・・

にしても、脚力ェ・・・

多分あの神様(笑)の事だから『小さいのに力強いってなんかさ、ギャップ萌えするんだけど(ハァハァ』とか言いそうだ。てか絶対言うと思う。あいつのことだからな。

神様(笑)を罵倒していい気分になった俺は、何故冒険者や魔鶏と戦ったとき【歪み】が効かなかったかを考えるのを放棄して、そのまま家の中で寝てしまった。明日はちゃんと考えるから、いや、マジで本当に。

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