第3章: 100年後の世界
秀城とアメリがLv. ∞の次元回廊へと旅立ってから、100年後の元素界。
エレメント・キャピタルは、秀城たちが完成させたGUTによって、永遠の平和と発展を享受していた。ジンク、ナトリ、ガリオ、オクシアは、初代の『平和の管理者』として、元素界を統治している。
新しい世代の元素使いたちは、秀城の物語を『伝説』として学んでいた。
「先生、本当にLv. ∞の賢者がいたんですか?そして、彼が捨てたLv.40の力は、このエレメント・キャピタルにあるんですか?」
教壇に立つのは、ガリオの教え子である、ベリリウム族の少年。
「ああ。彼の伝説は、ただの物語ではない。この世界すべての法則が、調和の賢者メンデレ・秀城と、彼の仲間たちの絆によって創られたものだ」
彼らの伝説は、『孤独な管理者』ではなく、『旅と友情』の物語として語り継がれていた。
そして、遠いGUTの次元回廊の先。Lv. ∞となった秀城とアメリは、誰も見たことのない、「無限の元素」が広がる、新しい宇宙で、次の探求を始めていた。彼らの旅は、永遠に続いていく。
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