第 29話 子供達
スリープモードから、目を覚ましたアンナ。んんんーと、伸びをした瞬間。
「あっ、新しい先生が目を覚ましたよ」
「ワイス、アンナ先生だよ。ねえ、ホシカ先生?!」とジェシカ
「そうよ。アンナ先生ごめんなさいね賑やかで。この子たちはここの常連なの。体調は、どうですか?」
「はい、大分よくなってきました。まだ、ここの部屋にいてもいいですか?」
「もちろんですよ。じゃあ、二人ともアンナ先生に挨拶して」
「僕は、ワイスといいます。二年生で、算数が嫌い、でも、勉強しなきゃいけなくて、嫌な時ここに来るんだ‥ お願いします」まだ小さな男の子は、緊張気味に言葉を選びながら話す。
「私は、ジェシカよ。算数は普通なんだけど、国語が大嫌いなの。別に難しいごとがわからなくても伝わればいいと思わない?よろしくね」6年生のジェシカは、少し背伸びをした話し方をする。
「私は、アンナよ。今日から、先生の助手として入ることになりました。よろしくお願いしますね」
丁寧な挨拶に二人とも、照れたように首を縦にふる。
「あっ、そうだ。あなたたちの作品を見せたら?コピーはあるんでしょ?」とホシカ先生。
「あっ、うん」
「じゃあ、ちょっと待っててね」
「‥‥」
そういいながら、保健室を出て行く。
「走らないで。慌てなくていいから」ホシカ先生は廊下に顔を出して、大きな声で言う。
「さ、作品って?」
「この学校はね。個人の持つ能力を最大限に伸ばしてあげてるの。彼らは特待生と呼ばれていて絵画が得意なの。低級、中級、上級エリアの作品が集まる場所のコンクールで上位3名に賞金がでるんだけど‥‥ジェシカとワイスは、毎回10位以内の常連で今回の最優勝者達なのよ」
「し‥賞金?」
「そう。その賞金は、かなりの額になるんだけど。足の引っ張り合いになるのをさけて一度上位優勝すると次からはそこに出る資格はなくなるの。そのかわり、小学、中学部までは学費は無料制度になったけど、その後の専門的な知識を身につけたい時にこういう場所で上位に食い込んでいれば、国から補助金や全額補填がしてもらえるチャンスがあるのよ。新しい大統領になっていろんな改革を行ってくれたわ。」
「キリット‥‥」アンナは家で話題になったことを思い出した




