第八話 Showdown!
「少々手がかかるだろうが、頼んだぞ。」
…少々、だって?笑わせてくれる。
開花祭の、あのお嬢と転校生のチームの穴埋めという体で、二人の監視をしてくれとのことだったが…。
めんどくさい。
確かに、最近あの二人が学校に与える影響が大きいことは自分でも感じている。それに、不安要素の芽を摘もうとするのは、生徒会としては正しい行いだ。
だが、よりにもよって、自分にこの厄介な案件が回ってくるなんて。
…それに、チームに入るということは、自分も開花祭に参加しなければならないということではないか。自分は潜入とかにはうってつけの魔法が得意なのだから、目立ってしまっては意味がなくないか?
いや、意味がないどころの話ではない。目立ちたくないから、生徒会の暗部の仕事を請け負っていたというのに…。
仕方がない。できる限り口数を減らして、陰のように立ち回ろう…。
…
…
…
今日は、初めて三人集まっての会議をするとのことだった。
「そうだ、開花祭中の呼び名を決めよっか。」
転校生が、所謂コードネームを決めようと言い出してきた。
「師匠は師匠で、私は…ルナでいいや。あなたは…。」
「レントにしましょう。喋らなすぎだから、サイレントのレントですわ。」
ほう、なかなかいいセンスではないか。少々皮肉にも聞こえるものだが、人の名前としては違和感を感じない。
…
その後、二人と戦術について話し合っていた。(もっとも、自分は口を開いてはいなかったが。)
ルナはベータの戦闘実習の際に暴れていたという話と、師匠は話が通じない高慢なお嬢であるという話を聞いていたので、割と警戒気味に二人の言動を観察する。
…
しかし、二人には意外にも、理知的な雰囲気が漂っていた。冷静に話し合う姿からは、到底、噂に聞いていたような悪い印象は感じられなかった。
貧乏くじを引かされたとばかり思っていたが、もしかしたら当たりだったかもしれない。…少しくらいなら、心を開いてあげてもいいかもしれない。
…
…
話の流れは、ルナが先ほど観戦してきた試合で目にしたものについてに変わっていた。
「うーん…。ボールを偽装されたら、気づけないかも。」
ルナが、偽装戦術の対策に眉を顰める。…まあ、自分の魔法を利用すれば、対策は可能だろう。
腐ってもチームメイトだ。自分ができるのにやらないというのは、自分のプライドにも反する。
自分の適性魔法についての概要と利用方法を簡潔に紙にまとめ、二人に見せてみよう。
…
「気持ち悪い…。アタシの近くで、その魔法使わないでもらってもいい?」
「そんなのを使うヒーローなんて、いるわけないでしょ。」
「や、やめろ、こっちに来るな!」
「触らないで、汚らしい。」
…
過去の記憶が、フラッシュバックしてくる。
最悪だ。胃の奥から、何かがこみあげてくるような気分がする。
いつもそうだ。結果はわかりきっているはずなのに、どうしても調子に乗って、余計なことをしてしまう。
こんなこと、するんじゃなかった。どうせ、この二人も同じなんだから……
…
「なになに…。え、こんなことできるの?」
「ちょっと、私にも見せなさいですわ。……?!、な、あなた、なんでガンマなんですの?これは、革命ですわ。使わない手はないですわ!」
…は?
何を言っているんだ、この二人は。
ああ、渡す紙を間違えたのか。
そう思って、もう一度その紙の内容を確認する。
…
…間違ってはいなかった。
…ずっと否定されてきたこの力を、この二人なら、認めてくれるかもしれない。
…
…
…
今回は、二回目の会議。
なるべく人目につかない場所を選んで、作戦の最終確認をしていた。
「レント、あなたの魔法、一応見せていただいてもいいかしら。」
…実物を見たら、この二人も拒否反応を示すかもしれない。あの時は少なからず心を許してしまったが、それでも実際に見せるとなると気が重い。
……まあ、仕方ない。嫌がられたら、できるだけ二人の傍には近寄らないように、作戦を遂行すればいい。
いつものことだ。
諦めに似た感情に身を任せ、魔法を発動する。
「おお…。正直、ちょとぞわっとしますわね。」
「でも、レントが操っているんでしょ?だったら、そんなに怖くないかな。」
「そうですわね。ま、まあ、もともとそこまで苦手ではないですし。」
「師匠、ほんとー?えい。」
「うわー!驚かせるんじゃありませんわ!……レント、し、心配には及びませんわよ。これはあくまで、我慢ではなくて受容ですのよ。ちょーっとばかりこわいですが、ワタクシにかかればこのくらい、へっちゃらですわ!」
…
…胸が熱い。なんて優しい人なのか。
幸運にも、二人は茶番に夢中で、自分の涙には気づいていないようだった。
人に認めてもらえる喜びを、ここまで大切に感じたことはない。
…我慢ではなく、受容。ずっと、この言葉が欲しかった。自分の中にはなかった言葉だったが、心の穴に、ぴったりとはまる言葉だった。
…
…
初戦直前。ルナが、緊張で震えていた。
…師匠は、ルナに励ましの言葉をかけた。懸命に、それでいて優しく。
それは、ルナに向けられた言葉だった。だが、その一つ一つが、信念のある、かけがえのない言葉に聞こえる。その言葉はルナだけでなく自分にも、深く深く響いた。
ルナは言った。
「ありがとう、師匠。これからは、ちゃんと敬意をこめて、"師匠"って呼ばせてもらうね。」
ああ、全くその通りだ。今までは、「師匠」は識別のためだけの名前だったが、今となっては、一人の崇高な人間を称える称号に変容していた。
…初めに抱いていた不安感など、もはやどこにもなかった。
かつて感じたことのない、温かい安心と信頼感を、感じていた。
…
この人の傍にいたい。
この人の隣を、歩きたい。
自分は、師匠のことが…
(開花祭ルール振り返り)
…
…
ついに、決戦の時ですわ。
はじめは、ルミナは緊張でガチガチだったし、(今でも)レントは全く喋らないし、不安だらけでしたわ。でも、ここまで勝ち進んでこれた。今では、このチームでよかったと、自信を持って言えると思いますわ。
…かなり気合が入ってはいますけど、まだ準決勝ですのよね…。
まあ、致し方なしですわ。なんせ、あの"閃光"と、戦わなければならないのですから…。
…
…
…
初めてヤツと対峙したのは、二年前の開校祭。
開校祭の競技は一対一。今思えば、あの時の勝負は、試合が始まる前から決していたと言っても過言ではないですわ…。
目の前に立つだけで感じる、圧力。ワタクシは自然豊かなところで育ったから、野生の動物や魔獣の類も、少なからず見てきてはいましたわ。でも…
手が震えて、足に力が入らない。重心が後ろに傾いていることに気が付いて、ああ、怖いんだと、妙に落ち着いて自分を俯瞰する。
無情にも、試合開始のゴングはならされる。
ヤツが何をしてきたか。おそらく、何らかの魔法を使って空間を収縮して、一瞬でワタクシとの距離を詰め、勝利条件であるハチマキの尾を斬った。
…戦いについていけているではないか、などとお思いですか?
否、ですわ。試合時間、合計17秒。開校祭の個人戦のルールでは、ハチマキを三回斬るか、奪取することで勝利だったのですが…一回目と二回目は二秒。三回目は、防御に徹して多少は逃げ延びたが、結局なすすべなくハチマキを斬られてしまいましたわ。
まさしく、閃光。一瞬で試合を終わらせるヤツの戦いぶりを示すのに、ぴったりな二つ名ですわ…。
…
……
………悔しかった。
その後は、魔法感知と、反応速度の訓練に明け暮れた。教科書に載っていない方法もいくつも試して、いろんな生徒と何度も何度も対戦しましたわ。
いつしか、階級アルファにまで上り詰めていた。その後も、友達も作らず、ただひたすらに鍛錬に明け暮れていた。そしてついには、アルファの上位者として名を馳せていましたわ。
…
…
そんな中、ある日あのブラコンの兄がやってきた。新入生に、稽古をつけてやってほしい、と。
やってられるかですわ。…友達ができるに越したことはないけど、兄の面倒そうな表情を見たら、到底乗り気にはなりませんわ。
でも…
「にゃーん。」「うちにはネコの獣人ちゃんがいますよ。」「精霊使いさんもいますよ。」「あ、実は私、メデューサで……」
…
こいつとなら、少しは楽しめそうかもしれませんわね。
…
…
…そう、あの時。ルミナの提案を受けてよかった。
了承した理由は、くだらない、出来心だった。
ただ…。もしもあそこで手を取らなかったなら、ワタクシは後悔さえすることもできず、変化するチャンスにはもう巡り合うことは出来なかっただろう。
…
名前を知り、信頼を知った。
友情を知り、努力の共有を知った。
…増してや、仮とはいえ名前を付け合うなんて。
…
ずっと、一人だった。
怪我をしても一人。病気をしても一人。…強大な敵と戦う時も、一人。
"閃光"との戦闘も、一対一で想定していた。
…だが、今は違う。
「いきますわよ、"白銀"!」
三つの足音が、重なる。
…
…
…
今回の試合からは、一対一の対決だ。…でも、基本的な戦術は変わらない。
初手はレントが中央のボールをマークし、残った師匠とルミナで、戦場を攪乱する。
…
「初手の"閃光"は、ワタクシにやらせてほしいですわ。」
…
出し惜しみはしない。魔法で作り出した剣を用いて、一目散に"閃光"に斬りかかる。
…
…
「…んじゃ、あんたの相手はあーしってわけ。」
「アタシもいるよん。」
ルミナに立ちはだかったのは、メイクの決まった女生徒二人組だった。
「全く、都合がいいね。…こっちも、出し惜しみはしないから。」
開戦の合図と言わんばかりに、会場に雷鳴が轟く。
「"雷刀一閃"!」
一瞬で間合いを貫き、ハチマキを斬り捨てる。レントの霧状の氷魔法との合体技だ。
「あらまー、やられちまった。」
「"閃光"さんメンゴ~。」
この一撃はかなり大きい。コート中央のボールをすべて奪取したうえ、チーム閃光の陣地からもボールを一つ獲得出来た。
さて、師匠と"閃光"の方はどうか。
先ほどから剣戟が鳴りやまないことからも、一瞬で勝負が決まったわけではない様子だった。
「腕を上げたようだな、お嬢さん?」
「アンタのその余裕そうな顔が!イライラするのですわ!」
ヒットアンドアウェイに徹し、なんとかやり合えていた。…傍から見ると。
「すまんなお嬢さん。ずっと君に付き合っているわけにもいかないのさ。」
先ほどまでは一筋だった剣閃が、殆ど間を置かずに二度襲い掛かる。直接的な身体へのダメージは最小限に抑えたが、ハチマキは無事ではない。それに、かなり勢いよく、仰向けで宙を舞った。
…
まだ、閃光には届かないというのか。
師匠は、空を見た。お前はほんのちっぽけな存在なんだと、やけに澄んだ青色に、嘲笑われているかのような気分だった。
…
…
川のせせらぎに似た音が、師匠の体を包み込む。
水のような音、それは安心感をもたらす音だった。…誰かの腕に抱きかかえられて、ゆっくりと地面に下ろされる。
少しだけ目を開けると…。視界いっぱいの羽虫たちが、辺りを囲んでいた。しかし、不思議と不快感はなかった。それはきっと、彼が…レントが、あの独特な音を、極力軽減するように工夫を凝らしているからだろう。
「いままで、隠していてごめん。本当の、自分を…。もし、自分の魔法が怖かったら、逃げてもらったって構わない。……でも、自分はもう、逃げないから。もう誰にも、君を傷つけさせない。」
ルナ、師匠を頼む。
…
…
…
「おい、なんだあれ…。霧…?」
「いや、違う。……蠅だ。」
…
…
…
「君は、"蠅の王"。」
「…蠅以外の蟲たちとも、懇意にさせてもらっているんだが。その呼び名は気に入らないと、いつも言っているだろう。」
「そうかな。僕は、割と気に入っているんだが。」
「ああそうかい。…だがな、そんなことよりも、うちのレディーを傷つけた君のことが、気に入らなくてね。」
「いい目をするじゃないか。……何時でも来い。」
「言っとけ。」
次に展開されたのは、虫が苦手な者からしたらまさしく、地獄のような光景であった。
オーケストラの指揮を執るように、レントの左手が舞う。"閃光"お得意の空間の収縮による攻撃を、初めから間合いを詰めることで封じる。
右手に握った短剣で自らも牽制を入れつつ、蟲と協力して魔法を乱反射させ、着実にハチマキも狙う。
地中の蟲と連携し、ちょうど踏み込む位置の地面を陥没させ、わずかながら隙を生む。その程度で体勢を崩す"閃光"ではないが、少しずつ、綻びが蓄積する。
戦闘に特化した身体のデザインとはいえ、普段は矮小な存在に見えるカブトムシでさえ、この場では致命の凶器足り得る。レントの魔法、操蟲魔法による魔力付与によって、その角は小さくも鋭いナイフに変容していた。
「やっぱり、君のお仲間たちは厄介だな。剣が全く当たりやしない。…僕は生涯無敗だとか言われているが、どうして、かつて一度だけ君に負けたことがノーカウントになっているのだろうか。」
「生徒の皆は面食いみたいでね。どうやら、蟲たちはタイプではなかったらしい。」
軽口の応酬こそしているが、お互いの表情は重い。
レントのフードははだけ、今までひた隠しにしていた素顔は日の下にさらされていた。
「…まったく、これじゃあ自分はたちまち有名人だな。この先、楽に学校生活は送れないね。」
…
…
「……ええ、そうですわ。もう、一人の時間なんて望めませんわね。」
「!……そうだな。でも、君のような人がいてくれたらむしろ、それ以外は必要ないのだが。」
「奇遇ですわね。ワタクシも、今はアナタのことがちょーっとだけ気になっているのですわ。…どうしても、と言うなら、一緒にいてあげることも吝かでないのですわ。」
「…どうしても、だ。」
「…この話はまた後でですわ。合わせなさい、レント。このヘラヘラ顔に、一発カマしてやりますわよ。」
"閃光"を密に取り囲んでいた蟲たちが、一斉に散開する。ただ、それは無秩序なものではなく、ある一定の模様を描いているようだった。俯瞰してみると、サッカーボールの半球のようである。
光魔法の反射板魔方陣の形に蟲が連携し、規則正しく"閃光"を取り囲む。それと対応する位置に、師匠の魔法の剣が生成される。
「さあ、来い!」
"閃光"も気合十分。
一閃、師匠の握る魔法の剣が"閃光"を目掛け……いや、正確には、その奥の魔方陣に向かって直進する。そこから連続して、次の魔方陣、次の魔方陣へと、師匠の身体が半球内を乱反射する。毎度毎度、魔法の剣を持ち換えながら。
みるみる加速を続け、"閃光"が防御する音がけたたましく鳴り響く。
30秒ほど剣撃の嵐が続いたのち、師匠が半球から抜け出す。そこで終わりかと思いきや…。未だ健在の魔法の剣が、すべて一斉に"閃光"の方へ向く。
「おいおい、勘弁してくれ…。」
師匠とレントが、同時に指をはじく。
「「無限乱斬」」
大会中で初めて、"閃光"のハチマキが地面に墜ちた。
…
…
…
「あ、あの、レント。次は、どうしたいですの?」
「ええっ、えっと、そうだ、る、ルナ、どうしようか。」
はぁーっ、やられた。
二人は、先ほど以心伝心の連携を見せたかと思えば、今は妙によそよそしく振る舞っている。
二人の目線が交差することは決してなく、また、つい一瞬前までの毅然とした態度はどこへやら、もじもじとして俯きがちである。
…私を置いて行くなァーッ!
「あーし復活!」
「アタシもいるよん。」
先ほどのギャル二人が、陣地に攻めてきた。
「わ、ワタクシが、」
「あ、自分が、」
「あっあっ」
「あっあっ」
…
「チクショォォォオ!」
まだ名前も知らない感情に身を任せ、ギャルたちを強襲する。
「さっきみたいには」
「いかせねえっしょ」
ギャルたちも、二人組ならベータでは上位に食い込むレベルの実力者だった。…だが、加減を忘れ、野生と化したルミナの前では、成す術なく散ることしかできなかった。
「またかよぉー」
「ダリィ〜」
…
…
…
「このまま、お利口に試合に負けるわけにはいかないものでね。…次のお相手は、君かな?転校生殿。」
「うん。よろしく。」
ルミナは、達観していた。
先ほどまでは三角形だった"白銀"は、今は2+1になってしまった。
戦っている間は「傷つけさせない」とか抜かしていたくせに、このザマだ。
とはいえ、二人とも大切な仲間だ。
…もはや、ルミナの心境は子を見守る母のように変容しており、一人ででも"閃光"を食い止める覚悟である。
…
…
居合抜刀、ルミナ対"白銀"が開幕した。
"雷刀一閃"のようなスピード技は、端から通じるとは思っていない。レントがして見せたように、できる限り間合いをつけずに攻撃をする。
……つもりだったが、"閃光"は距離を詰めては来なかった。
「なんだか、インパクトに欠けるネタバラシで申し訳ないのだが。見たところ、君の魔法は………悲劇的に、射程が短いのだろう。」
…ついに、明かされてしまった。ルミナ、単純にして最大の弱点である。
「だからって、何も変わりはしないわ。」
承知の上だ。そのくらい、対策していないはずないだろう。
…突如、"閃光"の死角から、魔法攻撃が襲う。
「なっ、蛇…?"蠅の王"か?」
ルミナの攻撃とは真逆の方向から、寸分たがわぬタイミングで攻撃が来る。さすがの"閃光"も背中に目はついていないものだから、対策には手古摺る。
"閃光"は知る由もないだろうが、いつぞやのいじめっ子たちにちょっかいをかけた時のように、蛇だけを分離して、遠隔で魔法を扱っているのだ。
「まったく、今日はこんなのばかりだな。君たちは、強いよ。かつてないほどに…。」
"閃光"には分が悪かった。彼は単騎戦最強ではあるが、団体戦かつ長期戦となると、不得手である。
各個撃破を狙うために、"閃光"はチームメイトの二人には敵メンバーの足止めを頼んでいた。しかし、彼女らはああ見えて真面目に戦ってくれているのだが、まるで子どものようにあしらわれてしまった。"白銀"は、想定をはるかに逸脱する強者だった。
…
流石の"閃光"にも、疲れが見える。息苦しそうにして、小さく咳き込んでもいる。
「仕方あるまい…。少々、本気を出させてもらうとしようか。」
"閃光"は今まで使っていたのとは違う剣を取り出し、魔力を込める。すると、刀身が黄金色の輝きを帯びる。
ルミナも、今一度構え直す。
一瞬空気が凪ぎ………何の合図もなしに、両雄の姿が消える。
剣と刀が交わる音が、一度だけ響く。
…
…
二つのハチマキが、宙を舞っていた。
皆様の、一番苦手な虫はなんですか?
私は、蜂だけはずっと怖いです…。
…
数多ある作品の中からこの作品を手に取ってくださってくださったこと、誠に感謝申し上げます。
今回のお話も、お楽しみいただけていれば嬉しいです。
よりよい作品作りに役立ちますので、ここがよくわからなかった等のご意見ご感想もお待ちしております。
より納得できて、かつ面白いお話を書けるよう頑張っていきますので、是非とも応援よろしくお願いします。
では、また次回、お会いしましょう。お楽しみに!