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白武者と黒騎士と天子と  作者: 田戸崎エミリオ
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結:クリアリア革命

後世のことを少しだけ語ろう。

二国の英雄を手にした天子は、快適に、平和的に過ごす場所を作ることに専念した。

2人の英雄は影に日向に天子を支え、やがて彼らの拠点の村には、争いに疲れた者達をはじめ多くの者が集っていった。

天子の名の元に集う者たちを取り込み、新たな勢力が徐々に作り上げられていった。

気付けばそれは、二大国も無視できない勢力になっていたのだ。


その後、二国間で最大の大戦が勃発することになったのだったが、調停者「天子」の大儀の元に集った新たな勢力は、二国の比ではなくなっていた。

憎しみ合うより、愛し合うことを是とする彼らの賛同者は、天子の予想を遥かに超えるほど多かったのである。

やがて、互いに滅ぼし合い国力を無くしていく二国を尻目に、天子の勢力は次第に増加していった。

英雄2人をはじめ数々の協力者を得た天子は、新たな国を立ち上げることを宣言する。


結果としてシロナ公国、クロム帝国は共に、新生クリアリア神聖天国に統合されることになる。

常に争いあった二国は、調停者が起こした新たな国に取り込まれたのだった。

この争いは、「クリアリア革命」と呼ばれ、世の常識が一変する出来事となった。


なお、天子は革命の中で、多くの女性と関係を持ったことが明らかになっている。

最も神聖な存在とされていた者が、最大の禁忌とされていた行動を取ったことについては、学者の間でも意見が分かれていた。

一体何が、彼を突き動かしていたのか。


あらゆる倫理観を破壊していく悪意なのか。

それとも、平和を求める愛ゆえなのか。


議論は尽きないのであった。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

つい、必要以上に妄想しちゃう。エロネタって、大変だ。

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