第五話 吸収してみた!
今回は少し短いかもです。。
ミスリルの森。それは昔、海を陸地にしようと考えた先祖が埋め立てしていると、海の守り神リヴァイアサンが怒り、鉱山を破壊したとされていて、その鉱山の中にあるミスリルが森の地面に埋まり、ミスリルに集まっていった魔力が、薬草や他の植物達を成長させていき、巨大な森になった。それからミスリルの森と言われているらしい
クラウンさんからその話を聞き、早速行ってみる。もし、モンスターが出たら仲間にもしたいし吸収もしてみたい。外に出ることはいい事ばかりだ!と、ルンルン気分で森へ向かう。あと、この街は人間と亜人、魔物が共存しているが、他の街や国ではどうなんだろうか。気になる。
帰ってきたらクラウンさんに聞いてみるか。
ミスリルの森
「ここかぁ」
ミスリルの森に着いたが、とても大きく少し不気味な森だった。ミスリルは魔力との相性がよく、大量に地面に埋まっているため魔力が集まり、草木を成長させているのだ。どの木もとても大きなものだった。
「あっ!薬草だ」
クラウンさんに教えてもらった薬草が地面に生えている。それをむしって背中に背負っていたカゴの中へ入れる。これを繰り返していた。
その時
「ぷにぷにぃ」
と声のようなものが聞こえる。聞こえた方へ足を運んでみると、そこにいたのは[スライム]だった。
「スライムだ!!」
初めてのモンスターに心を踊らせていると、突然襲いかかってきた。
物凄いスピードで近づいてくるスライムは、足にくっつき、ズボンを溶かしていった。
「やべぇ…」
ズボンが少し溶けてしまう。
このままだと全身溶かされてお陀仏だ。
「ここは……吸収だ!」
俺はとっさに吸収を使うことにする。
自分のスキルだからかやり方が分かるような気がする。
右手をスライムの方にかざし
「アドソープション!!」
英語で吸収って意味だが、こっちの方がカッコイイので言ってみた。すると、手のひらに黒い渦のようなものができ、スライムを吸い込んでいく。
すると目の前からスライムが消え、体の中に入っていったようだ。
そして、何故か体が軽くなっていた。
「そうだ!クラウンさんにもらった紙を…」
先程、自分のステータスが書かれた紙をもう一度見てみた。するとその紙には
タクト レベル2
レベルが上がっていた!さらに、
素早さ 20
素早さもかなり上がっていてびっくりした。恐らく、スライムのいちばん高いステータスが素早さだったからであろう。、
そして、ユニークスキル[吸収]と書かれた下に
スキル
・粘着
と、書かれていた。
これは、スライムのスキルを使えるようになったってことが…。
あまり実感がわかなかったが、とても嬉しかった!
ありがとうございました!
良ければ次回もお願いします!