表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

第1話 冒険のきっかけ

はじめての作品です!!

投稿頻度は少し遅いかもです。。

「ふぁぁぁ…よく寝た。」


カーテンを開ける

朝の眩しい光が部屋いっぱいに広がる

テレビを付けると、最近多く発生している強盗殺人事件のニュースが流れていた。


「学校の準備でもするか…」


別に自分には関係のない事だ。そう思いテレビを消す。

俺はタクト 高校2年生

異世界転生に憧れている

だが、今の生活が嫌な訳ではなく、昔からよく一緒にいる「幼なじみ二人」とはほぼ毎日のように遊んでいる。

大空アオト サッカー部の部長であり、みんなの人気者である。

みんなの前では愚痴をこぼしたり弱音をはいたりはしないが、俺の前では色んな事を話してくれる。

花田カレン こちらも人気者であり、しっかり者。実は空手黒帯の実力者である。みんなの前ではしっかりしているが、俺らの前ではのんびり屋さんで、ボケーッとしている事も多い。

いつも起きるのが遅いので、俺とアオトで起こしに行って三人で学校に行っている。


「おーい、タクトー!」

「相変わらず元気だな」

「当たり前だろ?まあ、毎日起こしに行くのは疲れるけどな…」


まあなぁ。と、俺も思う。

とりあえず今日もカレンを起こし、三人で学校へ行った。




放課後


「お腹空いたぁーーー」


カレンが情けない声で言う

まあ、お昼を忘れて出たのが悪いんだがね。


「とりあえずコンビニでも行くか?」

「行く!何買おっかなぁー」


俺が提案した途端物凄い元気になる。


「俺も喉乾いたし行くか!」


アオトも乗り気だ



「いらっしゃっせー」

「まずおにぎり5個と、サンドウィッチ3個、あと…」


かなりの食いしん坊であるカレンはカゴにどんどん入れていく

そしてお会計、カレンがお財布を探すのに少し手間取っていた時だった。


「動くな」


突然野太い声で叫んだその声は店内に響き渡っていた。

突然の事だったが、分かることもある。覆面を被り、3人程の長身の男たちがナイフを持っている。これはコンビニ強盗である。

レジの前にいたカレンは少し反応が遅くなり、強盗に捕まってしまう。

「よーし、この女が人質だぁ!そこの店員も店にいるお前らも金を出しやがれ!」


相手はガタイがよく、空手黒帯のカレンでも、うかつに手を出せない。ナイフを首元に当てているからだ。

こいつらはコンビニからだけではなく、客からも金を巻き上げていくらしい。

こちらもカレンが人質になると手出しもできない。


「クソがァ…。」


俺の隣では歯を食いしばり怒りを全面に出しているアオトがいる。


「ここは落ち着いて、金を出せばカレンは助かるんだ。」

「あぁ…」


少し落ち着きを取り戻したアオトは財布を強盗の前に投げた。


「よぉし。金は集まったか?」

「そうですぜ。ここはさっさと引きましょう。」


強盗のリーダー格のような人物と子分が話をしている。

慣れているような様子で強盗を淡々とこなしていて、落ち着いているようだった。だが、


「だが、この女なかなか美人じゃないか?このまま持って帰るのもありだなぁ。」


突然そんな事を言い始めた


「はァ?」


隣ではアオトが顔を赤くして怒っている。今にも突撃しそうな様子だ。

現に、俺も冷静を取り乱しカレンに何かしようものならアオトと共に突っ込む覚悟だ。


「よし、帰るぞ」


強盗はカレンを掴んだままこの場を離れようとした。


「うおぉぉぉおおぉ」


カレンを助けるためアオトが強盗たちに蹴りを喰らわそうとしたが、やはり無謀な判断だったようで、あっさり避けられた。


「こいつ、面倒だな。殺せ」


強盗達はナイフをアオトに突き刺そうとした。

俺は必死の思いで食い止めようとするが

俺の思いもむなしく、刺されてしまった。

血が流れ、倒れているアオトを見て俺も黙っては居られない。

おもいっきり殴りかかる。

だが、あっさり避けられ俺も刺されてしまった。

そしてカレンも抵抗するが、強盗に刺されてしまう。

こいつらは今日ニュースでやっていた強盗殺人だったのであろう。

人を殺すのに躊躇がない。

俺は決死の思いで立ち上がろうとしたが血が流れすぎている。

目の前がどんどん見えなくなり、強盗たちが離れていく。


「く…くそぉ…」


こんな所で死んでしまうのか

俺の大切な人達も一緒に

こんなのあんまりだ

もし、もしこの三人で転生なんてできたなら…

また三人で遊べるなら…

だが、こんなことを思っていても仕方がない。

俺はゆっくりと目を閉じた……。


これが今から始まる2度目の人生へのきっかけになるなんて思ってもいなかった…。。。


見てくださりありがとうございます!

次回からは転生後の話に入っていくので是非見てください!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ