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ヒズナァ水滸伝II  作者: 上原碧桜
2/4

宿屋で一夜を明かす。

神戸市クチャミ村にたどり着いたふたり。

ニワトリゴブリンの正体を突き止めるべく、

第1小説に書かれてあった、手記本しゅきぼん

読み始め、何やら陽介と理は、ふたりで話し合いを

する一夜を明かした。。。

金色の卵から、ニワトリゴブリンが出た!と村中にうわさが流れ、

村民たちは不安を紡いだ。

あの鶏羅けいらビルの廃墟となった、土まみれのほら穴で、

実験用具が転がって落ちていたのも、何だか不気味な洞であったが、

その洞を見つめ直し、考えている陽介。



陽介たちは、神戸市クチャミ村まで、宿を探すために、

洞から、歩いて、15分もかかるところへと向かっていた。

「クチャミ村」と言う宿屋に泊まって、何やらお月様が顔を出している。

何だかニワトリゴブリンと、戦っているときに、

不思議な力を手に入れたような気がした。



宿屋でお泊まりしてる最中、俺らが戦ったのは夢じゃない。

「あれは、ニワトリ人間のモンスターだ!!」

陽介が、理に話し合いをし始めた。

「あれが、モンスターに見えるか・・・。」理

「俺らは見たんだぞ。そして、ひのきの棒で戦って、

ヤツは消滅したんだ。RPGの戦闘シーンなんかに

よく出てくるような、もじゃもじゃとしたキモイモンスターだ。」陽介



旅の支度をするかのように、陽介と理で、宿屋の一泊をしたところ、

ひのきの棒が何故落ちていたのか、そして、ニワトリゴブリンが

倒したと思ったら消滅したのかもも、理解を知らない理だった。



「でも、その卵に入っていたのは、ニワトリゴブリンなんだぞ。

獣のように白かったし、目が半分逆立っていたし、エイリアンのような

バケモノだったぞ。」



理は吐き気がしそうになり、陽介が口を濯いだ。

てっきり、俺たちの戦いぶりが、楽しそうに見えたと思うが、

それはそうと、何故、ヤツは、ニワトリゴブリンって名前が

判明したんだろ。



どこかの図書館で見たことがあり、その図書館の本(64P)に

何て書いてあったと思う??



「ニワトリゴブリンのイラストが描かれてあり、

それと類似した生き物がいると言うことが、鶏羅ビルのそばで

眠っている!」と書かれてあったんだぜ。



この伝説は、100年前に残した、刹那みつ子と、

如月あずまと言うニワトリ人間の先祖が、遺しておいた手記の

本に書かれてある内容と同じだった。



いったい、この鶏羅ビルの存在っていったいなんだったんだ!!

前作は、どんな感じで敵と戦っていたんだ・・・(陽介)



いや、本には、前作の中で、敵と戦ってるシーンは、なかった。

ただ、コック料理長って言う人が、ニワトリ人間の網羅ってわかる??

ニワトリ人間の組織が残した、人間とニワトリの精子と卵子を

受精させるために、怠ったモノなんだよ。

生物研究家の俺だったら、それぐらいわかるさ。(理)



名前だけ聞いたことがあるが、ここの研究施設は、

ニワトリ人間、つまり妖精だ・・・妖精を匿うために、

造った、ニセモノの人間を作ろうって言う研究があったらしい。

だから、ここは刹那みつ子と如月あずまの手によって、破壊された

施設だってことだ。



核開発を進めていた昔と比べりゃ、こんな施設を40kmの範囲で

ぶっ飛ばすなんて、、、、カンタンなことだぜ。(理)




ずっと不思議に思っていたことがあるんだ。

俺は神戸市の隣の、ヤングマン市で育っている。

そこで、人間がニワトリを封印したって話は、死んだ父親から

訊いているけども、まさか、俺らはニワトリがいる時代に、

生まれたことなかったからなぁ。何か不気味だよ。(陽介)



100年前、神戸市クチャミ村は、ニワトリ人間組織の村でした。

そこに、100年前の世界と、120年前の世界が存在している。

120年前に、何があったのだ・・・神戸の地震なんです。

その時に、大きな揺れと共に、地割れが出来て、ニワトリの卵が、

今の鶏羅ビルの廃墟された洞穴に、埋まってあり、如月あずまと

刹那みつ子の物語が、完成したと言う。

ヒズナァ水滸伝~刹那の悪い予感~第1節の小説だ!!




まてよ、今の時代、1120紀元年だろ。

紀元年って何だ??この世界は、ヒズナァ水滸伝Iから、

100年後の世界ってことで、如月と刹那と言う物語は、

仲間に関しての資料はなかったのです。



奴らが子供を生むときに、封印したと思います。

だから、これがあってこその未来なんです。



洞窟に、試験管みたいなものが転がっていたのは、

ニワトリの精子と卵子を注入するための、モノに

使う、ニワトリ試験ガラスを使っていたってことよ。(理)




理が淡々とした口調で、陽介に話をし始めた。

でも、如月と刹那の子どもが、俺の親って確信も

ないわけでしょ。(陽介)




クチャミ村の本棚に、こんな本を見つけた。



”「鶏羅カンパニー第256P」”



レベル5デスとか使ってくる、ページみたいな

本が、実際あるのか。

それは「デス」・・・「”死”」を意味するもの。




怖いなぁーーー。

ピアノピアノピャノーーーーーーーーーーーーー。




何だ何だ!!また、ニワトリゴブリンか???




また、鶏羅ビルの方角が、黄色い光に包まれた。




あなたたちが来てから、

おかしなことが起こりますねぇ・・・(村の住民)




思い出してみよう。

ニワトリゴブリンが誕生した時も、

金色の光を放ったことがあったが、

これとまったく同じ現象が起こっていた。




クワッ。

ニワトリゴブリンを、飼ってみろ。(村のよろず屋の店員)



何やら、俺たちに脅しているようだ。

ニワトリゴブリンが、たくさ~~~~ん、いちゃ

たまんないぜ。



ニワトリゴブリンの、HPヒットポイントって、

そう言えば、「 5 」 なのか(笑)。



陽介は、「 3 」 のダメージ与えているし、

理は、たしかに、 「 2 」 のダメージを与えている。

それで留めを刺した時には、もう消滅をしていた。

と言うことはだ、「 ひのきの棒 」を使ってもいない理が、

素手で攻撃できたと言うことは、理の方が、陽介より

強いのか・・・。



「・・・。」(陽介)



何の会話だよ。

ニワトリゴブリンに、ひのきの棒なんて使ってないです(笑)。

ひのきの棒を持って、オドオドしていた理が、

消滅するまで待っていただろ・・・。

だからその時に、もうニワトリゴブリンは、死んでんだぞ(笑)。

(陽介)



あっそっか・・・(苦笑)。(理)



こんな会話を見て、さっきの光が放ったことを、

忘れている。

だってさっきの村の住民が、光が放ったと言うのは、

雷が鳴ってきたから、「夕立ちだ!!」ってことだったと

思う。



なので、もうニワトリゴブリンは、出てこないでしょうね。

これで一安心を繰り返しました。



続きは、また、明日・・・ですが、非常に暗くなって、

夕方7時を回った。



宿屋の中には、温泉やシャワー室がまったく存在しない。

畳のベッドで、茂みが掛かった、感じの殺風景の宿屋だ。

茶色の四角い窓に、煙突があり、自販機が真ん中に置いてあり、

そこに、「チェシオ」と書かれてある、ALL100ガルの

ドリンクがある。



ねぇ、宿泊代より、めっちゃ高くない??

6ガルの宿泊代に、100ガルのドリンク・・・。

世の中、お金持っていても、食べ物だけは、恐ろしい値段・・。

この時代、食べ物より、宿泊代と言う料金は、野宿するなら

タダほど、安いモノはなかったと思う、陽介たちだった。





(つづく)

1982年5月9日岐阜県生まれ。

上原うえはら 碧桜あおさく

好きなゲームは、FFとドラクエ、マリオメーカーでマリブラ作って、

交換すること。

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