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魔法使いさん、呼ばれてますよ  作者: 目黒の鮪
4/5

最初は木の棒

「痛っ...腰ぶったぁ。」

見慣れない風景、見慣れない洋服、見慣れない食べ物が並んでいる。あれ?もしかしてここもう異世界なんじゃね?転生したんじゃねー??!?!


「大丈夫ですか?」

だいたい同い年くらいの男に声をかけられた。

「あ、いや転んじゃって...」

「君、もしかして冒険者希望?」

「あの...その、よくこの世界...っていうかここら辺の仕組み的なのが分からないんですが...。」

どう聞けば良いのか分からず、モジモジしてしまう。

「なんだ!新人さんか!じゃあ、俺が案内するよ!付いてきて!」

「え、ちょ、はい!」

そのまま手を引かれ案内が始まった。


「ここはギルド。冒険者たちの仕事がたくさんあるんだ。モンスター討伐や材料収集とかね。で、次はあそこ!」

「は、はい!」

スタスタと私は彼の後ろを歩いていった。

「ここは商店街さ。いろんなものが売っていてね!武器、装備、ポーション、食べ物...。とにかくいっぱいね!」

「な、なるほど。」

「さて!次はどこに行こうかな!」

「あ、あの!ちょっとお話しませんか?」

なんとか彼のエンジンを止めることができた。


「俺の名前はフラッグ・シューマッハ、フラッシュって呼んでくれ!」

「私の名前は...えーと、その梨花、リカ...リッカータって言うの!」

なんとか名前は名乗れたけどリッカータって変じゃないかな。

「リッカータか、よろしくね!ところで君はパーティを組む予定は?」

「ぱ、パーティ?」

「...じゃあ、役職は?」

「??」

全く分からない。だいたい異世界の情報なんて全くないし、分からない。

「リッカータ、君は本当に何も分からないんだね。笑」

「すいません...。」

「あ!じゃあさ!俺とパーティ組もうよ、俺ちょうど一人だったんだ。」

フラッシュはニコニコ笑顔で言った。この人、新参者の私にすごく気を使ってくれてるんだ。

「いいんですか?私、なんの役職にも付いてないんですよ?」

「だから!今からつきに行くんだって!おじちゃん、料金ここに置いてくかんね!」

店からは「あいよー!」という声が響き、私達はギルドへと向かった。



「ご希望はありますか?」

「えっと...何があるんですか?」

とりあえず、ギルドに来たはいいものの役職が分からない。フラッシュいわく剣士がオススメとか言ってたけど...。

「剣士、戦士、魔法使い、僧侶、盗賊などですね。」

盗賊も役職なの!?

どうやら基本的パーティというものは、攻撃

守備 援護魔法 回復魔法 で成り立つらしい。

「魔法使いですと援護魔法のみ、僧侶ですと回復魔法のみ使用できますが。」

「役職を両立とかって出来ないんですかね?」

「オススメはしませんが、レベルを30まで上げていただくと可能ですよ。」

なら、ここはあれで行くしかないな。



そして役職を決め終え、フラッシュの元へと戻り、

「どうも!魔法使いのリッカータです!」

そう告げた。

ついに梨花こと、リッカータの役職が決まりました!魔法使いになったリッカータは、仲間になったフラッシュと冒険に出かけます!

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