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第36話 一緒に入る?

 ・・・



 しばらく軒下で、姉さんを抱き締めて温めてから、家に帰った。


 家に帰ると姉さんが、僕にバスタオルを渡しながら。




 「今日は、もう外に買いに行けないから、夕飯は有り合わせの物にするよ」


 「うん、それでも良いよ」




 もう、ずぶ濡れになっているので、体を温めないといけないから、外に行かない方が良いだろう。


 姉さんはバスタオルで、髪を丁寧に拭いている。




 「今、お風呂を沸かしている所だから、ゆうくん先に入って良いよ」


 「えっ、でも、姉さん、震えていたじゃない」


 「もう大丈夫から、良いよ」


 「でも、姉さんは女の子だから、体を冷やしたらイケないよ」




 姉さんが、そう言うが、姉さんの方が先に入った方が良いと思う。


 そう思い、姉さんに先に入るように勧める。




 「じゃあ、ゆうくん、一緒に入らない?」


 「えええっ!」




 姉さんの突然の発言に、僕は心臓が飛び出るほど驚いた。




 「ふふふっ、冗談よ」


 「もお、姉さん!」


 「じゃあ、私が先に入るね〜♪」




 僕をからかう様な事を言うと、姉さんは舌をチロリと出しながら、風呂場に逃げ込んだ。


 もお、ホントに姉さんは〜。




 ****************




 姉さんが風呂から上がると、入れ替わりに僕が入る。


 風呂場に入り、脱衣所で服を脱いでると、乾燥機が動いているのが見える。


 姉さんが、制服を乾燥させているのだろう。


 そんな事を思って、服を脱いでいると、ふと、脱衣所の隅の小さなコンテナに白い、丸まっている小さな布が目に入った。


 何かと思い、目を近づけると、それは、



 「パッ、パン・・・」



 姉さんの下着だった。


 それに気付くと僕は、急いで服を脱ぐと、そのまま浴室に直行した。




 ****************




 風呂場から上がると、姉さんがドライヤーを持って、僕を待っていた。



 「ねえ、ゆうくん、お願い♡

自分でやっても、まだ濡れている所があるから」



 いつもの様に、僕に髪を乾かして(もら)いたいと言う事だ。



 「うん、分かったよ」



 僕がそう言うと、二人で僕の部屋へと向かった。



 ・・・



 「ガ〜〜」



 僕は今、姉さんの髪を乾かしている所だ。



 「あ〜、気持ち良い〜」



 姉さんが、トロけそうな声で、そう言った。


 そうして、しばらく姉さんの髪を乾かして、乾いた頃に。




 「はい、乾いたよ」


 「ゆうくん、ありがとう」




 僕がそう言うと、姉さんがお礼を言った。


 それから、姉さんが自分の髪を(くしけず)ったりして、髪の状態を確認した後。




 「ねえ、ゆうくん、今度はお姉ちゃんが、ゆうくんの髪を乾かそうか?」


 「そんな、いいよ」




 姉さんが、”まあ、まあ、いいから”と言いながら、僕からドライヤーを取り上げると、僕の後ろに廻り込んだ。


 それから、スイッチを入れると、僕の頭を梳りながら、髪を乾かす。


 姉さんに細く、柔らかい指が、僕の頭を滑って行く。


 姉さんの指が滑る度に、僕は快感を感じた。



 「お姉ちゃん、気持ち良いよぉ・・・」



 あまりの快感に、僕は思わずそんな声を出した。


 僕の、その声を聞いた姉さんが、”ふふふっ”と満足そうな笑い声を上げる。


 こうして僕は、姉さんに髪を梳られながら、ドライヤーを掛けられていたであった。



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