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5話 研修生期間

新人説明会が終わり、各自みんな動き始めているが、本当に行動を起こしているのは3割でただウロウロしているのが7割ぐらいだ、なんだかアリみたいだな。

オレも動こうとしているのだが、なにをして良いのかさっぱり分からん。



「キミ、研修生だよね?」


「あ、はい!そうです!」


「丁度良かった、手伝ってもらいたいことがあるんだけどいいかな?」


「はい、もちろんです!お願いします!」



こっちから声をかけてもらえるなんて、これはツいてるな!

この仕事を手伝って仕事ができるアピールをしなきゃな。これで認めてもらえるように!







▽▽▽



「ぜぇぜぇぜぇ・・・・。」



場面変わって、オレは労働をさせられている。

オレのほかにもたくさんの研修生たちがいて、体力があるヤツばかりだ。

なんでも警察の支給品が届いたらしいので、その荷物を天空警察署の3階の倉庫まで手作業で運ばなきゃいけないらしい。まさに研修生らしい仕事だ。

箱一個がとてつもなく重くて20キロぐらいある重さだ。一体なにをいれたらこんなに重くなるのか、さっぱり分からない。しかも走って倉庫まで行かなきゃ行けないのでバテる。



「キミ、大丈夫?」


「ぜぇ、は、はい・・ぜぇ、大丈夫です・・・ぜぇ。」


「・・・なんか倒れそうだけど?」


「な・・なんとかなりますです・・・。」


「言葉がおかしくなって来てるよ?大丈夫?」




オレがバテテル中、他の奴らはどんどん荷物を運んでいる。

なんて奴らなんだ、体力オバケか奴らは・・・。

そんな中、オレの知ってる顔が警察の本職の人に褒められていた。なんかすごい褒められ方している、一体どんな手柄を立てたのか・・・。



「いやー!キミお手柄だよ!犯人を捕まえるなんて!」


「研修生とは思えない行動力だよ、まったく!」


「いやー、大したことないですよー。」



よーく、目を凝らして見て見ると、犯人を捕まえ褒められている人は白さんだった。

最初にオレを引っかきまわした、張本人。

そんなヤツが犯人を捕まえたなんて・・・、なんか置いてかれた気分だ。

オレはしばらくその場をガン見してしまった。そしてガン見してる最中に一人の警察官がメガホン持ってオレ達にこう告げた。




「研修生、休憩!これより1時間の休憩に入る。13時になったら仕事開始!」




どうやらお昼休みらしい・・・結局なんもアピールできなかった。

アーピルしたといえば、疲れたアピールしかしてないなー・・。

最悪だ。こんなはずではないのに・・・。頑張っても頑張ってもムダに終わる・・。




「仁さーん、お昼一緒に食べよー。」


「あ・・白さん・・。」


「元気ないね?どしたの?」


「いやー・・・仕事で失敗しちゃって・・。」


「なーんだ、そんな事かー。」



白さんは、犯人を捕まえたからそんなに余裕なんだよ。

まったく羨ましいなー・・・、大体犯人を捕まえる機会なんて滅多にないのに。

よっぽど運がよかったらしい。




「最初はそんなもんだよ、元気だして!」


「はぁ・・。」


「僕もただ運が良かっただけだよ、犯人捕まえたのは。」


「そういえば、どういう状況で犯人に遭遇したんですか?」


「パトロールしてたら痴漢行為してた人いたから蹴りいれて現行犯で捕まえただけだよ?女の子のお尻触ってて、相手は嫌がってたからさ。」



よく痴漢なんて見つけられたな・・・、どんだけ目がいいんだ。

しかも蹴りって・・・そこまでする必要あったのか・・・?

なんか犯人に同情してしまうよ・・・、同じ男だし。




「弱い女の子に痴漢しるなんて卑怯者のすることだよ、同じ女の子として許せないね!痴漢はこの世から消えるべきだよ!あ、この世じゃないか。」


「え?女?誰が?」


「僕だよ、僕。」



まだオレをからかってんのか?そんな冗談だまされるわけないだろう・・・。

どう見ても男だろ・・・でも、うーん、見方を変えれば女?

いや、でも・・・うーん。



「ま、いいけどね、信じなくても。」


「証拠見せてくださいよ、そうすれば信じます」


「証拠ねぇー・・あ、そうだ!」



なにか閃いた顔したと思ったら、急にニヤニヤし始めた。

はっきり言ってなにされるか分からない。正直怖い。

だんだんこっちに近づいてきていきなりオレの胸に飛び込んできた。

正直、最初はなにをされてるか分からなかった、でも時間が経つにつれて恥ずかしさと緊張で爆発しそうになった。女独特のニオイ、そしてこの弾力と柔らかさ。

間違えなく女だ。



「これで分かった?」


「わ、わ、分かったから離れてください!!」


「赤くなっちゃってかわいいー。」


「やめてください!」


「とりあいず信じてくれたからいいや!生きてた頃の姿に似てる入れ物を選んだんだよねー。結構探すの苦労したんだよ。」


「よく見つけましたね・・・、記憶がなくなる前に入れ物を選んだですね・・。」



まだ心臓がバクバクいってる・・・、次やられたらなにかが爆発する。

絶対に、これは確信できる。

仕事についてのコツを教えてもらおうとしたのに・・・今はこっちから話かけられない!変に意識してしまってだめだ!



「あ、ご飯買ってくるね。そこで待っててよ。」


「でも、お金・・・。」


「今日は僕のおごりだよ!」



そう言ってすごいスピードで売店に向かってた。

とりあいず今のうち落ち着いておこう。しかし奢りとはありがたい。

お昼のお金が浮いた。とりあいずこのまま仕事を続けていたらダメだ!すこし協力してもらおうかな・・・。ほんの少しだけどね!



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