1話 ハローワークで職探し
天国・・・・貴方はどういう世界を想像していただろうか?
誰もが幸せに暮らし、争いのない平和そのものの世界?
地獄は罪人が行くところであり、その罪の分だけ裁かれる場所?
まさに地獄みたいな罰が与えられる場所?
それらを想像していた皆様方、それはハズレでございます。
天国と地獄というのはただの言葉であり、名前です。
言ってみれば天国は都会、地獄は田舎みたいなものです。
死んでこっちの世界に来ても、また20年間生活して現実に戻る・・・。
この繰り返し・・・しかもお金で来世が人間か動物か虫か決めることができるのですが。
こんな繰り返しするのならオレは神様になって見せますね、こんなつまらない繰り返しはもうやだ・・・・。オレはここでつまらない平凡なすべてを捨てる。
「えー・・・、ちなみにどういったお仕事につきたいですかね?」
「どういったのがあるんでしょうか?」
「警察、自動車関係、営業、企業立ち上げというのもありますよ。」
「あのー・・・他には?」
「貴方の思い出からにしてこれ以外ムリですね。」
コレがあの世の世界の日常風景です。
そしてオレはハローワークにいます。死んだ人は必ずココに来て仕事を見つけてここでの生活20年間過ごさなければいけないらしいです、ちなみに「思い出」によって仕事の選択が増えるらしいです・・・
なんか生々しくてホントに嫌だ・・・。
「あのー・・ガンバレば神様の地位にもなれると聞いたんですけど・・・。」
「それは貴方にはムリです。」
「あ・・・、じゃ警察でお願いできますか?」
「かしこまりました、ではこの紙をもってイザナギ様にお渡しください。お渡しになったらすぐにでもお仕事はできます、イザナギ様はココからでて大きな建物がありますからそこに行ってください。」
イザナギ・・・あぁ、日本の神話の神様か・・・。
やっぱりここは黄泉の世界だからな、居て当然といえば当然だ。
しかしすぐにでも仕事ができるとは・・・よっぽど人不足だったのかな?それともそういうシステムなのかな? まぁ、なんにせよすぐに働かせてもらえて助かる。
「はい、分かりました。」
「イザナギ様に会えば、ココの詳しいことも聞けますよ。死んだのは貴方だけじゃありませんのでここに来てる人たちはみんなイザナギ様のところに向かっておりますからすぐに分かりますよ。」
なるほど、たしかに現実で死んでここに来たのはオレだけじゃないはずだ。
つまり人についていけば必ずそこに迎えるはずだ、これぞ迷子にならない手段。
「お客様、お急ぎください!もうすぐイザナギ様にお話が始まってしまいますよ!一回の話が終わるとまた待たないといけなくなりますのでお急ぎください!」
おっと、そうなのか!なら早くいかなくちゃな!説明はここに来る前にすこし聞いたが、まだ疑問点や分からないことのほうが多い!しっかり話しを聞いておこなくては。
それとイザナギ様はどんな姿をしているのか・・・気になるな。
文章おかしい点とかもしかしたらあるかもです!
見つけ次第直します!