皮肉屋の皮肉
生きる為に必要な三箇条は泣いて、見下して、嘲る事だ。それ以外は無視して眠れ。
生き残る為には他人をまず見下せ。それ以外は全て捨てろ。
希望はいらない、価値観すらも必要ない、いるのは欺瞞と欲求と正論だけ。
正論さえあれば曲解以外は打ち崩せる、他人の愚痴は耳を塞げ、他人の視線は中庸だと思え、他人の意見を打ち崩せ、そうなれば人並み以上にすらなれる。
では――その人物が何になれるか? 腐った世の中の歯車にしかならない。
自分が特別だとは思うな。
自分を特別視するな。
自分は大人数の中の一人だと理解しろ。
自分の価値観を否定しろ。
自分の視野を確立しろ。
他人がどう言おうと勝手な事だ、馴れ合いを嫌う連中は一番馴れ合いが好きだと思え。
自分の小説が一番だとか、読者がどうとか、ムカつく事は言うな。
匿名掲示板が何故あれほど発展したか教えようか?
匿名だからだ。
糞コテすら無く、他人を落としいれ、揚げ足を取る巣窟だからだ。
其処に何故か今、馴れ合い野郎が糞みたいに居る。
馴れ合いは馴れ合い板でやってくれ、中二病だとかそんな連中の意見は聞きたくないね。
大変ムカつく事だ。
ムカつく人間達だ。
まずあんた達に忠告しておこうか、ある匿名掲示板であんた達の話題が上っている。
それは何処でとは言わない。自分は糞野郎だからな、皮肉屋が何でそんな事を教えなきゃならない?
其処であんた達を罵倒したり、中二病だとか言われている。
大半の小説は中ニ病だと。
今この話を聞いて頑張ろうと思った人間は、じき中ニ病小説は書かなくなる。
しかしながら……頭にきた奴は一生中二病のままだ。
少し昔の話をしてやろうか。
とある皮肉野郎の価値観と視野が他人とは違う理由だ。
ソイツは生きる為にコラムを書いていたが、ある日ソイツは死んだ、と言っても過言ではない。
視野の違いに気付いたんだ。
どんなに頑張っても、ある人間に追い付けないと知った。ソイツは雲よりも高い位に居る人間で女だった。
勝てないとこの時初めて思った。
ソイツの出る言葉は一流漫画に出てくる台詞よりも恰好よく、他人の卑下する言葉にも耳を貸さず、なお一層自分の世界を持っていた。
同じ人間でありながら、コイツには勝てないと知った。
同じ人間であるからこそ、勝てないと知った。
じゃあどうするべきか?
簡単な事だ努力するんだ。
相手がどんなに凄かろうが、努力する事が自分に化せられた使命だ。
どんなに辛かろうが、どんなにしんどがろうが、どんなに卑下され、罵倒されようが努力する事だ。
前にも言ったがサイト小説で小説家にはなれない。ちゃんと応募して佳作を取らなければ小説家にはなれない。
あるサイトから出版された小説がある。
話題になって売れた小説だが、今の売れ行きは右肩下がりだ。
12.57%の売れ行きしか無い。
そんな物だ、時期消えるだろう。
馴れ合いをしてる暇があるんなら努力しろ。
小説家になりたいのなら頭に知識と学力とネタと努力の量を今の三倍増やせ。
そうすれば夢は叶うだろうよ。
皮肉な話だけどな。