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第三話 ダンジョンソロでも可愛いは正義

今日も今日とて私はギルドに向かいました。

しかしギルドでは私の『異名』のせいかパーティを

組んでくれる人がいませんでした。


仕方ない、こうなったら1人でダンジョンに行ってみよう!

いちばん簡単なダンジョンから慣れていけばきっと安全だよね?


受付嬢のところに行くと、初登録の時に面倒を見てくれたお姉さんがいた。


私は事情を話すと、お姉さんの表情は曇った。


「……本当にお一人で?」

「はい!」


私の声に反応するようにどよめきが起きた。

「ダンジョンブレイカーだ……」

「1人でだって……大丈夫なのかよ?」


どうやら私が独り立ちするのを心配してくれているようです。

これは頑張らないといけませんね!





という訳で今回は最小規模のダンジョンです。

依頼は前回と同じでダンジョンに巣食う魔物の討伐。

今回は気をつけないといけないことがあります。


経費は自腹です!

なので私はいつもの武装に加えてアサルトライフルを鋳造しました。

ダンジョン仕様で私は暗視ゴーグルを装備しました。

これでライトは不要です。


発射回数も3点バーストに調整。

これで弾薬も節約できますし、精密射撃にも向いています。


ここ最近は射撃練習と武器加工ばかりしているせいで

体力のステータスが少し減りましたが、器用さがちょっとあがりました。




流石に初級ダンジョンと位置づけられてるせいか

モンスターはほとんどいなくて

コウモリとかネズミ程度しかいませんね。

サバゲー時代を思い出します。



私は更に奥に進んでいきました。





……いました。

オーガです。図鑑で見たタイプと一致してます。

私はゴーグル越しに様子を観察します。


ダンジョン内は暗いため、私の存在にはまだ気がついていないみたいです。




先手必勝、私はオーガの後頭部めがけて引き金を引きました。

3発の銃弾が全弾命中しました。

しかし5.56mmの弾丸ではオーガには威力不足だったようで

まだ立っています。


無心で追撃の6発を撃ち込みました。

オーガはこっちに気がつきましたが、ソレと同時に地面に倒れました。


……よかった。今回はダンジョンを破壊せずに済みました。




今回の冒険は報酬も多くはありません。

が、9発ならお釣りが来ます。




……しかし事態は悪い方向に動くものです。

更に追加のオークが5体現れたのです。


まだ気が付かれていません、が流石に5体はアサルトライフルでは厳しい。


私はバックパックに手を伸ばしかけたが躊躇った。

使えば赤字確定。


冷静にここは撤退では?

と思い、私が後ろを振り向いたときだった。


足元の小石が震えた。


そこには1つ目の巨大なハンマーを持ったサイクロプスが立っていた。



……赤字確定だ。


「この畜生がぁああああああああああ!!!」




私は躊躇無くフルアーマーウェポンシステムを展開。

全弾発射していた。


敵は粉微塵になった。

だがダンジョンも粉微塵になりそうだった。


私は持ち前の持久力を活かしてひたすらダンジョンの入口に向かって走った。




間一髪、崩壊に巻き込まれる事無く、無事脱出できたが……。

まぁ生きているだけ良しとしよう。

財布のことは後から考えよう……。







その日の夜。

初心者ダンジョンが一つ潰された報告はギルド上層部に通達された。



「危険指定迷宮送りにしろ」


上層部の冷たい声。


「しかし、彼女はまだ初心者です……」


「かまわん、どうせ破壊されるなら管理できん場所でやらせろ」


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