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居眠り伯とオルドナ戦争  作者: 中里勇史
反撃

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62/74

迎え

 ファッテン伯の軍がオルドナ伯の代行としてミラロールに駐留することになったため、皇帝軍とラフェルス・カーリルン軍はミラロールの外に展開した。ミラロールの治安維持とヌヴァロークノ人奴隷の売却はファッテン伯に委譲された。


 「次はトローフェイルの奪還か」

 フォロブロンは渋面を南に向けた。皇帝軍とラフェルス・カーリルン軍は攻城兵器を持ってきていないので、街の攻略には時間がかかる。ミラロールのときのような奇策も使えないだろう。

 「問題はヌヴァロークノ軍本隊だね。兵力では勝ち目がない」

 ウィンもさすがに「だからナインバッフ公の方に行ってほしい」という言葉はのみ込んだ。

 「貴公は変わったな」

 「え、何が?」

 「らしくないことをするようになった。ナルファストでは絶対に水中からの侵入に参加しようとしなかったではないか」

 「そうだったかな」と言って、ウィンはわははと笑った。

 「まあ、そういうときもあるよ。やはり足手まといになることが分かったからもうやらないけど」

 「傭兵たちにはウケていたそうじゃないか。次もぜひ参加するといい」

 「生きて帰らないと妻に叱られる。今回は危なかった。花畑が見えたよ」

 「ほう、お父上(先帝)が手を振っていたか?」

 フォロブロンが冗談を言うのは珍しいことだった。


 「いや、父も母も居なかった。どうやら、私には迎えに来てくれる人は誰もいないらしいよ」。そう言って、ウィンはははっと笑った。


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