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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

DeadEnd Eyes

作者: T.Wlin

視姦要素ありあり、苦手な方はご遠慮下さい。

アイツにイカされた!


ダチのバーの手伝いを

生活費の足しにロンドンで学生生活。

親元離れて清々した生活。

大なり小なり嫌なことも

ラッキーなこともある。

居心地がイイとその日その夕方、

自分の部屋で思った。

その日の晩が来なければ…


「悪りぃ、今日さ~

踊り手が一人休みに

なっちまってさあ、

おまえやってくんない?」

「え~」

「バイト代弾むし、

それにこの前

ここでやってたポールダンス、

おまえイイ体つきしてるし

運動センスもイイし、

受けてたよ!」

「あんな

酔っ払いパーティーで

調子こいただけのがか?」

「色っぽくて

おっ勃っちまった!って

ヤツが何人かいてさあ~

なぁ、頼む!」

オーナー兼

"昔のアレコレからの付き合い"に、

寝床に食い物、

たまにSEXしてくれる相手と

あっちゃしょうがない。

「衣装は?」

「おぅ、用意してある!」

「リハさせてもらうよ…」

「あ、ありがとうな!助かった!!」

カウンターから立って階下に

降りて、

上がった時には俺の顔は

ダンサーだった。


その日金曜日、

倉庫バーは

客で溢れかえり熱がこもる。

(下手なモン見せたら、

瓶飛んで来そうだ)

舞台袖に立ったら、

根性削げた。

(ま、おまんまと

アレコレのためだ。

行くぞ!)

エナメルのジャケットが

キュッと鳴る。


It's Showtime!


ウォーキングをキレイに

サバき、

ポールに手を掛けて

片目で客を見る。

大した入り様だ!


うん?

前の方に見覚えが??


(ま、今はポールに集中!)


片脚だけ掛けて、

片腕軸に自分をポールに添えさせる。


(コイツと"寝てる"と思えばなんとかなる)

そう思ってテンション上げてく。


反るタイミングも中々のはずだ…


な!

なんでアイツがっ!?

こんなとこに

絶対来ない顔と目が合った…


(教授)


まだ若い俺の担当教授は、

全うな"人間"の部類。

社会的地位も

学内での評判もよかった。


ただ手厳しかった。

当然俺にも手厳しく、

「先週やったな…」

「どう考えたら、そうなる?」

「疎かになっているぞ」

「やり直し!」

少なくともどれか、毎回言われてた。

比較的人当たりのよい

他の教授に聞いたら

「見込みのない生徒は

端から無視する

こともあるから、

君は見込みがあるんだよ~」

って言われた。


そういうものかと思いたいが、

やっぱりどこか近づきがたく

居心地悪いと思っていた。


しかし、だが、ある日見た光景が

俺と教授の距離を縮めた。

幼なじみ同士だという

同性の教授…

先の人当たりの良い教授と

秘かにSEXしているのを

目撃してしまったからだ。


(窓の外から見学?)


そう問いかける目で

今舞台にいる俺を見ている…


「おい、

"ネェちゃん"

しっかりしろよ!」

一瞬ビクッとして

ポールダンスに戻る。

こうなると視線が気になる…


抱いていた相手は

愛嬌があり、

人気者の教授…秘かに憧れていた。


俺の中で

"抱いてみたい相手No.1"だって

言ってもよかった。

それを容易く横取りされたのと、

いつもと変わらぬ涼しげな顔で

激しく抱いていた。


羨望、敗北、嫌悪。

その3つのはずだった…


しかし目撃した日

オーナーであるダチと寝たら、

もう一つ感情があるのだと

思い知らされた。


「スゲー、

いつになく気持ちイイんだけどさぁ、

おまえ、なんかあった?」

「うっせーな、

気持ちイイんだろ!

かまうなよ」


その日

その夜のSEXは

かなりかっ飛んだ。


欲望。


今、教授から

"明らかに投げ掛けられている"問いに

ポールの冷たさが染みて心地よく

…エナメルのショートパンツの中が

膨れる。


ガンガンと相手の背中を

壁に打ち付けてイく様が

…欲しい。


笑った?

瓶から口を離して!?


後今一歩で、デそうになっていた

俺のダンスは終わり、

教授はその場を立った。



エナメルのショートパンツが

汗だけじゃない"汁"でグッショリ~


「やっちまったか…」

あ、そう言っている先からも

床に白いシミが増えている。

「ま、しょうがない。

その分売上上がったし

…まだ、治まらないなら

ココでスる?」

「大人しく帰るよ」

「ハイハイ」


俺は借りてたバスローブを

脱いで着替えた。


「…性質悪い素人だね、ありゃ」


オーナーのいうとおりかもしれない。


「ほどほどにな…」

彼なりの忠告、聞いて

歩みを止めて

ここに留まればよかった

のかもしれない。


庭付き上等

一軒家のドアをノックする。

「どなたかな?」


…ココにできたら

いて欲しくなかった人の

声が返事した。


「ああ、君か」


驚いた顔の1つでも

見せてくれたらよかった。


「彼の"誘い"に

乗ってくれたんだね」


確信犯!?


「"週末が楽しみだね~"」


俺は1つだけ苦笑いして

ドアの中に入った。


俺は"狙われていた"のだと…


【終】



【萌えカス】

これまたある作品の習作。


こういうアルバイトありそうだな~ってな

感じで書いてみました。


作者は見せられたモンじゃないので

各自素敵だと思っている方に置き換えて

読んでみて頂けたら幸いです。

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