パチスロ「交響詩篇エウレカセブン」 大波
勝負所を見事に制したひろし。果たして自分の思い描くような大波はやってくるのか?
BIG中の7揃いとREGの押し順正解3回以上はベットONで「コーラリアンモード(CM)」が即発動する。
「ピシャンシャンシャン♪コーラリアンモード!」まぁ音で表現するならこんな感じだ(汗
C-MODE突入の「リリチェ」引くまでは準備中状態で各役のナビが入ったりしながらゲームを進める。この間しばらくはコインが減少してしまう事になる。
準備期間中やC-MODE中に画面が赤くフラッシュして白コーラリアンが点滅する演出があるのだが、この時はボーナスやCMストック追加の抽選演出でチャンスである。
早速白コーラリアンがフラッシュしてるのでいつものバーを上段あたりにファジーに狙うと下段にバーが停止した。中右と白7狙うと右上がりにバー77(弱チャンス目)通称「バナ~ナ」が停止。ここでタルホカットインでバトル発展。アッサリとボーナスGETした。
まさに「波に乗れたやん」ってニヤつきながらベットすると白REGだった。 白7、白7とテンパった瞬間「ピュゥ~イ!」「おお!これがセブンフラッシュか?」 ここは単なる通過点なので気にする事なく通常の順押しで消化してると3回目からレントンカットイン。 これで残りも全部カットインになるはずなので3個正解のストック1となる。 これで「最悪でも2個は確保だな?」
即発動のCMの準備モードで今度も白コーラリアンフラッシュ。バナ~ナ停止で再度タルホカットインからのバトル。ここもあっさりと勝利をもぎとる。 ここも同じように白REGでセブンフラッシュする。
これは・・・もしかしたら大量ストックしたかもしれないぞ? 「取らぬ狸の皮算用」ギャンブラーという生き物はとても可愛らしい生き物である。 自分が勝手に思い描いたシナリオに胸を躍らせ一喜一憂するメルヘンティックなロマンティストの事でもあると常日頃考えている。
まさしく私は小さな体に入りきらないくらいの大きな夢で胸がはちきれんばかりであった。 音を立ててハチ切れたのはすぐ後だった。
またも同じ展開、準備中にREGを引いてセブンフラッシュ。これを更に繰り返しようやくC-MODEに突入した時には「BIG1 REG7」を指していて内セブンフラッシュ7回であった。
もうこうなるとメルヘンティックなロマンティストは通り越し暴力的破壊者のごとく形相になっている。「落ち着け!落ち着け!」と押さえようとする自分と「回せ!回せ!コインを吐き出させろ!」とはやしたてる自分とが戦ってる。
最初のC-MODEが終わる頃ようやく平常心の自分が勝っていた。 恐らくは長丁場あろうと予想される状況でなるべくインターバルは取りたくないのだが、ここ確実に複数個ARTが残ってるうちにトイレと水分の準備をすませておこうと席を立つ。何時間になるかわからないから水分はペットボトル。トイレが近くならないようにあまり多くは飲まずに湿らす程度で。などと予定を頭に描きながら用をたす。 不思議と私はトイレで思考するとまとまりやすいようだ。
しばしの休憩終え勝負再開。 順調にARTこなしていくと音楽と飛んでる機体が変化した。曲はstory writerで機体は303デビルフィッシュ。 個人的にこの機体が好きだ。 ART途中のイベント終了後に機体や曲が変化すると次回もARTが確定を示唆する演出のようだ。
あれから順調にARTとボーナスを絡めコインを増やしている。 どこまでも続いてくれるとありがたいのだが・・・
4号機の荒波仕様になれたスロッターは地味な5号機を嫌がってスロット業界から足を洗うスロッターが増えた。だがその危機的状況にメーカーもあの手この手を使って機種を開発してきた。
4号機の代表作をモチーフにした機種「シェイク」や「吉宗」などがそうだが、全く違うゲーム性の機種で名前だけ継承させても売れるはずもないだろ?
それじゃって事でアニメヲタさんの心をくすぐる「タイアップ機種」を開発。これが大ヒットを飛ばす機種を続出した。 どれだけの機種が排出されたかは解らないが、自分が打った機種をあげてみたい。
リングにかけろ、起動戦士ガンダム、キャッツ・アイ、エヴァンゲリオン、エウレカセブンの5機種だ。 何を隠そう自分も5号機になって離れた客の一人だった。が、このタイアップ機により戻る事になる。 毛嫌いしていたが出玉性能は時間掛かるだけでそんなに悪くない機種もある。
最初に打ったのが「リングにかけろ」だった。雑誌で「設定2から機械割り100%超え」とあったので打ってみたのだが・・・尋常じゃなくREGが多い。5号機全般に言える事なのだが確率分母に見合わない出現率がやたらと目立つ。
リングにかけろで初めてBIG当たったのが29回目のボーナスだった。もちろん一日ではなく何度も打っての事だ。もっとひどいのは「シェイク」で59回目のボーナスでようやくBIGが引けた。この「シェイク」REGは50枚と出ないのではないか? REGとBIGにメリハリを付けた機種は特にREGが目立つ。
そんな「リングにかけろ」だったが一撃4200枚も排出して5号機初の大勝ちを記録する事になった。「もうこれを塗り替えるのは厳しいだろうな?」そんな事を考えながらひろしは日々打っていた。そうこの日を迎えるまでは。
C-MODE55連 BIG10 REG18で一撃6000枚を超えた。 時間は11時30分から17時45分まで掛かったが驚くべき出玉だった。
「まさか5号機でこんなに出るとは・・・」ひろしの正直な気持ちだった。
忘れろ!忘れろ!忘れろ!忘れろ!忘れろ! 長年地道に培ってきた感覚やスタイルが音を立てて崩れ落ちるような恐怖がひろしを襲った。
そう、ひろしは勝った喜びよりもこの感覚を体が覚えてしまう恐怖に怯えたのであった。