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パチスロ「交響詩篇エウレカセブン」 リベンジ

ファーストコンタクトで手応えを感じたひろし。 ネットの情報源を駆使しておおまかな波の乗り方は把握したが・・・思惑通りにいけるのか?

先日の敗戦から数日が経つ。 打ちに行けない間も丹念にネットで情報を集めていた。 これといった有力な情報を得る事もなくリベンジの日がやってきた。


とりあえず前日の下見で閉店までARTが続いててた台を第一候補とする。 理由は簡単「前日残」があればラッキーだからだ。 特に打ち始める回転数も決まってない機種は少しでも初期投資を抑えるのが鉄則だ。


朝は並びがきつくない店なので開店30分前で1番GET! お目当ての台を押さえる事に成功した。 早速打ち始めると演出はソコソコに動きがある。まぁ演出は全体的に多めなので気にするほどでもないか? 2K目を投資したとこで本日初のチャンス。「弱スイカ」揃いで期待感は薄い。「ドン!ニャァー!」??? レバーONでコンパクドライブに「ダナゾ」出現。 これはプレミアじゃないか? 思惑通りに「前日残」のARTをいただけたようだ。


と、思いきやまさかの赤7をゲット。 驚いた事に残りのARTではなくボーナスを当ててしまった。 そのBIG中に白7揃い×1でARTも確定して幸先の良いスタートが切れた。


BIG中の7揃い後はコーラリアンモード(AT アシストタイム)が即発動しリプリプチェリを引いてCモード(ART アシストリプレイタイム50Gワンセット)に突入するまでの準備期間となる。ほどなくリリチェ引いてART発動。


ARTも中盤に差し掛かった所でチャンス目が発展。見事にボーナスをゲットした。これがレギュラーボーナス(REG)だった。この機種の大波は高確率状態でのREG時の5択押し順正解がトリガーだという説が流れてる。 実戦報告でもそれを感じさせる。5G間3G以上正解でART最低1個が約束される。5G全問正解すると最低5個のARTが約束される


博打には必ず「勝負所」と呼べる箇所が存在する。 そこを制するか否かでその後の展開が大きく変わる分岐点だ。 勝負事にたけてない人はどこもかしこも「勝負所」と勘違いするが、本物は滅多に訪れたりしない。通常の当たりなどは単なる通過点にすぎない。 一流の打ち手は当然そこらの嗅覚がまるで違う。 本物の「勝負所」にこそ全神経を集中させるのである。


痛いほどの視線が背中に刺さっている。それは毎回ジャグラーの第3停止ボタンを離す度に祈りを込めてるオバサンでもプロっぽくゲームをこなすお兄ちゃんでもない。  「博徒の霊」とでも呼べばいいか?何が原因で逝ってしまったかは知らないが、超一流の香りのする紳士達。


「あんたたち、あっちでも打ってるかい? 俺の見せ場を見学に来たのか?期待に応えれるかどうかわからんけど楽しんで行ってくれ」


3つのストップボタンの押し順は6通り。真ん中からだけは2番目が左右どちらでも正解扱いなので5択となる。毎回あちこち押してる奴もいるが俺は不変不動の順押し1本だ。理由は5回のチャンスを同じうち方してれば1回は当たる期待値が高いからだ。「勝負所」で全神経を集中させてもいつもと変わらない押し順。 だけど「思い入れ」だけは通過点とは別格なのである。



運武天武をアテにはしないが避けては通れぬギャンブル道 勝利の女神がいるならば今ここで我に微笑を!



左中と押した時点で右下がりにベルがテンパイ。これで正解確定である。 「あんたたちのおかげか?」「後1回は俺の実力で当てないといけないな。」  当然今回も順押しで右下がりにベルテン。2個目ゲットだ。 「どうだい!やるだろ?」ここまでくると随分と気が楽になる。残り3回で1回当てればいいのだから。が・・・2回連続でハズレを引いてしまった。だが最後の1個は当たる気がした。 高確率状態でのREGなら最低1回は押し順がナビされる。REGを引いた状態がART中だったので「もしかして高確率ではないか?」と期待したのである。


仮説は的中した。最後のベットONでレントンカットインでナビが入って「3個正解」となった。 見事に「勝負所」と思われる箇所を制した。


「ふぅ~~」ひろしはおおきく息をし席を立った。 激しく集中力を使ったので一息入れたかった。この後待ち受ける押し順ナビ付きのゲームをこなす為には休憩が必要なほど精神的に疲れたからだ。 ここからは「ナビに逆らってはいけない」プレシャーが掛かる。押し順をミスるとせっかくのチャンスを棒に振ってしまう恐れがあるからだ。


「波ニ乗レ!」 この機種のキャッチフレーズであるが・・・まさにその波が未だかつて見た事もない大波になるとはひろしも想像していなかった。

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