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7.それで私は、どう生きたものか

 兄弟たちは、高い防御力を持つ。

 だけど私は、当然それを持っていない。


 今更ながら、不安になってきた。

 この体はあまりに脆く、攻撃が当たれば簡単に死んでしまうだろう。


 天敵の『人』だけでなく、魔物の攻撃でさえも致命傷になる。

 しばらくおびえて震えて過ごす。

 その心配は、どうやら杞憂ですみそうだ。


 魔物たちは、兄弟や先祖たちの『堅さ』を学習しているようだ。

 私が不用心に近づいても、うかつに攻撃してくることはなかった。

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