「これからは私の道」
初めての美味しい食事に涙さえ出てしまう。これからは毎日色んな食事が出来るのだと思うと私は大袈裟に喜んでしまった。それにゆいゆいの料理が頬が蕩けそうで昇天してしまいそうになる。仄かな味付けや風味、噛み締めるだけで溢れる旨味成分。ゆいゆい曰く【一番の美味しさは愛情を入れること♪】と胸を張って答えた。
ゆいゆいは偉大なお姉さんだ。その翌日には髪を切って貰う為に今日は二人でお風呂♪人生がこんなに楽しく思えるのは初めてでありちょっぴり恥ずかしかった。
「まず髪を洗わないとね♪ここにPlease have a seat♪」
「ほえ?」
「お座り」
「犬?」
英語??よく分からないけど風呂桶を指差してするから座れってこと?
ユカリはちょこんと腰を降ろすとユイはシャワーを出して自分の手で確認してから頭を濡らす。
「ひ、一人でやれるよ?」
「お姉さんがやりたいの」
言葉に頷き、泡立て終えた頭を終えるとリンスの入ったボトルで優しく撫でるように触る。少しくすぐったい。
「これはトリートメントも必要かな~髪の半分が焼けてたり髪が痛んじゃってる……それに回復魔法で頭部を回復させないとユカリちゃん痛いでしょ?」
とりーとめんと?ワックスみたいなの?焼けてるのは施設の人に髪を引っ張られてライターで焼かれてハンマーで殴られてるから傷口が残ってるのかも。私、よく生きてるよね。
髪を洗い終えるとユイは回復を唱えながらバスタオルで頭を拭いてくれた。
チュ♪
「ゆ、ゆいゆい!?」
どさくさ紛れて頬っぺたに何かされた気がする!ゆいゆいの悪戯顔に頬が熱くなる。
それに互いに裸だからその……恥ずかしくてゆいゆいを直視出来ない。
「ねぇユカリちゃん、身体も洗いたいな~♪」
今度は甘えた声で私の耳元で囁く。
「身体くらい自分で洗えるから―――― 」
「お姉さん、洗いたいな~♪ユカリちゃんの素肌♪」
「良いって!」
「お姉さん洗いたいな〜♪ユカリちゃんの柔肌♪」
「ループしてる!?」
何を言っても繰り返されるロボットになっちゃった。仕方ないからお願いしようと頷くとぱあっと笑顔になって喜ぶ。それは子供見たいで可愛かった。
「えへへ~ユカリちゃん大好き♪」
むにゅ♪と抱き付かれて変な声が出てしまった。むぎゅっじゃなくて柔らかい物が背中に当たってる。私の背中を覆うような巨峰に押し当てる度にドキドキする。
うぅ……むにゅむにゅむにゅ。
「あ、あの!当たってる!」
「女同士だから我慢して♪」
「我慢できな――― ひゃう! 」
駄目だ!我慢してもそれ以上の柔らかさが包んで私を壊してくる!!マシュマロより柔らかくて弾力あって大きく実っている。どんな栄養を取ればそんなに巨峰になるのか……
「もぉ~ユカリちゃん弱すぎ!しょーがないからちゃんと洗うね♪」
よ、良かった。ゆいゆいまだ他人なのにベタベタするから緊張と躊躇いと恥ずかしいが混ざってしまう。
ユイは溜め息を吐きながらそう言ってユカリの前に座る。
「ちょっと!?見えてるよ!?」
「?当たり前じゃない裸なんだから」
「あっ、その!えっと……」
女の子ですら触れ合いやなり染めの疎さが露呈している。
「はいはい、感想は後で聞くから今はお姉さんに夢中になってね♪」
ゆいゆいは手慣れた手付きで私の体を洗い始める。それはとても優しくて幸せだったけどゆいゆいのグラマラスなボディーに魅了された。本当は肌を触れ合いたかった、けど怖くて止めちゃった。拒絶されないかなって思っちゃった。
「ん?どうしたの?」
ゆいゆいの身体も洗ってみたい、けど勇気が出せない。あんなに優しいのに拒絶されるのが怖くて……手を止めてしまった。
「もしかしてお姉さんの身体洗ってくれるの?」
思わずその言葉に私は……手を伸ばせなかった。
「ううん、ごめんなさい。何でもないよ」
「そう?お姉さんはいつでもウェルカムだからいつでもおいで♪お姉さんが愛情を持って接してあげるね♪」
こんなに手を伸ばしてくれたのに私は、拒絶されるのが怖くて……逃げてしまった。ごめんなさいゆいゆい。




